【完結】孵化物語~ひたぎマギカ~   作:燃月

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ハッチ(hatch):【孵化する】【企む・目論む】


こよみハッチ~その14~(Walpurgisnacht)

~096~

 

 『ワルプルギスの夜』はそこまで好戦的な魔女ではない――と表現するのは適切ではないかもしれないが、自ら率先して攻撃を仕掛けてくるようなタイプではないのは確かだ。

 

 存在するだけで周囲に破壊を齎す、災厄の権化とも言うべき魔女ではあるものの、その破壊はある種の付随効果、ただの現象に過ぎず、ワルプルギス自身に攻撃をしているという認識はない。

 

 よくある例えになるが、地を歩く蟻に気付かず、象が蟻を踏み潰して闊歩していくように、ワルプルギスは移動経路にある街の被害など気にも掛けていないのだ。

 

 ワルプルギスの目的は、人が多く集まった場所へ向かうこと。

 魔法少女への攻撃は、目的を阻害する邪魔者を排除しようとしてのことだろう。

 

 追い払ったと判断したのか、一時撤退した魔法少女への追撃はなく、ワルプルギスは避難所への進行を再開している。

 

 こういったところは、『暗闇の魔女』と通ずる所がある。

 妄想に耽り遊び続ける怠惰な魔女――危害を加えない限りは、自堕落に自身の妄想の世界に入り浸ってるだけ。

 

 つまり、ちょっかいを掛けなければ"狙って"攻撃を受けることはない。

 

 この特性を踏まえ、巴さんと杏子が取った作戦は『先回りして待ち構え、最大火力の攻撃で迎え撃つ』というもの。方針としては最初に敢行した爆破攻撃を踏襲したような感じだ。

 

 不用意な攻撃は、反撃を受けることになるので行わない。

 

 移動経路は掌握しているし、ダメージの影響かワルプルギスの移動速度が著しく低下しているので、先回りすることも容易だった。

 

 

 高層ビルの屋上に陣取った巴さん、杏子のコンビは既に迎撃体制の準備に入っており、砲台付の大砲が設置されていた。

 

 いつもの大砲よりも数倍でかく、砲身がかなり長いのが特徴的だ。

 銀色の輝きを放った気合の入った出来栄えである。

 随所に煌びやかな花の装飾と、この大砲のシンボルマークなのだろうか、蠍の紋章が施されている。

 

『おぉこりゃ凄い! この大砲なら、相当な威力が期待できるな』

『いえ、これで終わりじゃありませんよ。阿良々木さん』

 

 僕の感嘆の言葉に、巴さんが含みのある言い方で反応する。

 

『肝心の仕上げがまだ残っていますから!』

『そうそう。アタシの存在を忘れられちゃー困るね!』

 

 そういや、二人で共同開発した必殺技とか言ってたもんな。

 使い魔の妨害を防ぐ結界を杏子が張っていたから、そっちの役目だけだと思っていたのだけど。

 ま、考えてみれば、杏子の性格からして防御担当だけで、納得するはずないか。

 

『ん、でも、もう大砲として完成しているし、杏子はいったい何をするんだ?』

『まぁ見てなって。さぁて、"装填準備″といきますか!』

 

 そう言うと、杏子は徐に髪を束ねていた黒いリボンを解く。

 

 

 すると、リボンの中にしまっていたのだろうか、手の平に収まるぐらいの大きさの十字架が出てきた。十字架を手に取り、そっと優しく胸に引き寄せ両膝をつき、祈りを捧げるようなポーズで目を閉じる。

 

『……アタシに力を貸してくれ』

 

 語りかけるように囁く杏子。

 

 髪留めがなくなり、髪を下ろした状態となっているからだろうか、粗暴な印象は鳴りを潜めていた。

 見た目補正も手伝ってか、敬虔なシスターのようだ。

 

『有りっ丈の魔力を込めてやるよ』

 

 その宣言通り、胸元のソウルジェムが強く輝き出す。

 鮮烈な赤い輝きに包まれた姿は、神々しさすら覚える。

 

 そして――その膨大な魔力により創り出されたのは、巨大な槍。

 それが吸い込まれるように、砲身の中に装填される!

 

『これは!?』

『はい。弓を大砲に、矢を槍に置き換えて創り上げた、特製バリスタです!』

『ん? バリスタって確か、コーヒーを淹れる職業の人だか、そういったコーヒーサーバーがあったような?』

『え? あ、はい。そう……ですね。一般的に知られているのはそっちの方だと思います。ただ今言っているバリスタは……その、この大型の弩砲の名称なんです』

 

 僕の残念な認識に、巴さんが気遣いを感じさせる控えめな声音で、訂正してくれる。

 反応に困っていらっしゃる!

 

『軽く説明させて頂くと、バリスタというのは、古代ギリシャや古代ローマで使われていた、攻城兵器の一種で、クロスボウを巨大化させたようなものだと考えて貰えれば。ただ本来の発射装置は弦で撃ち出す構造なんですが、これは代わりに大砲の砲撃で射出できるようにしているんです!』

 

 どことなく自慢げに解説する巴さん。

 

『なるほど』

 

 遠距離に発射できるパイルバンカーみたいな兵器ってことか。

 鋭い針で相手を突き刺す蠍の紋章をつけたのも納得だ。

 しかしマスケット銃といい、このバリスタ然り、巴さんは西洋への造詣が深いな。

 

『この二人で創り上げたバリスタに、更に魔力を込め繰り出す、合体魔法“ランツィア・サンツィオーネ”なら、きっとワルプルギスの夜を倒すことができるはずです』

 

『おい、マミ!! ちょっと待て! 何だよそのランツなんとかってのは!?』

『あら? そう言えば、まだ佐倉さんにも伝えていなかったわね。ランツィア・サンツィオーネ――イタリア語で"槍の制裁"という意味なの! どうかしら? 私達の必殺技にぴったりだと思わない?』

 

 自信に満ち溢れたドヤ顔を見せる巴さんに、杏子が食って掛かった!

 

『いやいやいや、お前ふざけんなよ!?』

『そうよね。相談もなしに一人で考えてしまったのは悪いと思っているわ』

『そうじゃない! アタシが言ってんのは、技の名前なんて必要ねーってことだよ!』

 

『なぜ!? 佐倉さんに喜んでもらおうと、寝る間を惜しんで夜通し考えたのに!』

『んなの有り難迷惑だっつーの! つーか大事な決戦前に下らないことで睡眠時間削るとか馬鹿だろ!?』

『下らなくなんてないわ! それこそ大事なことじゃない! 私のモチベーションを左右する大切なことよ! だから佐倉さん、技を繰り出す時は一緒に叫ぶのは絶対だから、くれぐれも注意してね』

『嫌だよ。アタシのモチベーションが下がるわ!』

『でもでも!』

『でもじゃねー! あーくそ、埒があかねー! おい暦。お前からも言ってくれよ』

 

 駄々を捏ねる子供のように食い下がる巴さんの意志は固い――それを悟った杏子は僕に矛先を向ける。

 

『…………言ってくれってなんだよ』

 

 正直、この話題に関わりたくないんですが。巻き込まないでくれよ……とは思っても口にはできない。

 

『んなの分かんだろ。技の名前なんて必要ないって!』

『阿良々木さん。必要ですよね!?』

 

『……えーっと』

 

 杏子と巴さんから判断を委ねられる。

 率直な本心を言わせて貰えば、わざわざ必殺技を叫ぶ必要はないと思う。だって、人間としての強度が下がりそうだもん。

 

 とはいえ。とはいえだ。

 

『うん、やっぱ、必殺技は叫んで然るべきだと思うよ。いやー巴さんの考える必殺技名は洒落てるよね!』

 

『そんな、でも阿良々木さんに褒めて貰えて嬉しいです』

『てめぇ、覚えてろよ』

 

 わざわざ僕の居る方に顔を向け、刺すような強い視線を寄越してくる。

 距離が離れているにもかかわらず、身震いしてしまうほどの眼光である。

 

 杏子の報復が恐ろしいが、致し方ない。

 巴さんを悲しませるぐらいなら、喜んで杏子の怒りを買おう。

 

『ほらほら。佐倉さん。もう決定なんだから、ちゃんと覚えたわよね? ランツィア・サンツィオーネよ?』

 

 こんなにも嬉しそうにはしゃぐ巴さんの姿が見れたのだから。

 

 

 

 

 なんてやり取りをしている間に、ワルプルギスが不気味な嗤い声を響かせ迫ってくる。

 上下逆さまの姿。下半身にあたる巨大な歯車が軋みを上げ回っている。

 

 もう少しすれば射程距離に入りそうだ。

 

『はぁー、結局ほむらからの報酬分はこれで全部パーか……ったく割に合わない事引き受けちまったぜ』

 

 悪態を吐く杏子。

 技の威力を引き上げるため、手持ちのグリーフシードで魔力の回復を行いながら、魔法の重ね掛けを行ってくれたようだ。

 

『大丈夫よ。これだけ大物の魔女を仕留めれば、きっとグリーフシードもそれなりの逸品に違いないわ』

『ま、そうだね。ただ働きは御免だかんね、それに期待するしかないか』

 

 ワルプルギスの接近に伴って緊張感は増していくが、二人に気負いはなさそうだ。

 

『いくわよ佐倉さん、タイミングが大事なんだから、しっかり息を合わせて、言い切ると同時に発射よ! 重ねて言うけど、ちゃんと必殺技を叫ぶこと! いい!?』

『あぁもう、わーってるよ!』

 

 そして――バリスタの射線上にワルプルギスが踏み入ったと同時。

 

 巴さんは高らかに力強く歌い上げるように――

 杏子は恥ずかしさを紛らわすため半ばやけっぱちに――

 

 二人の魔法少女が声を重ね叫ぶ!!

 

 

『『ランツィア・サンツィオーネ!!』』

 

 

 甲高い炸裂音とともに、猛烈な勢いで槍が射ち出される!!

 溢れ出る膨大な魔力の波動を帯び、一筋の彗星のように光の尾をたなびかせ、射出された槍がワルプルギスに突き刺さる!

 命中したと同時に凝縮された魔力が解き放たれ、目も眩む強烈な閃光が駆け抜けた!

 弾薬で起こるものとは全く異なる魔力の爆発が巻き起こる。

 赤く明滅する魔力の奔流。

 

 

「グガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

 槍の制裁を受けたワルプルギスが、唸り声をあげながら落下していく。

 建造物や電柱を薙ぎ倒し、轟音を響かせ巨大な魔女は地に堕ちた。身体を揺さぶる衝撃が伝わってくる。地震を思わせる激しい揺れ。ワルプルギスが落下した地点には、幾筋もの亀裂が生じていた。

 

 土煙が舞い上がり、奇妙な静寂が訪れた。

 

 地に伏した魔女に動きはない。

 回り続けていた歯車の回転も止まっている。

 

 

『やった……のか?』

『いえ……グリーフシード化していないという事は、まだ生きていると見るべきでしょうね…………今までの魔女とは性質が違うから、断言はできないけれど』

 

 巴さんが冷静に状況を見極める。

 

『ま、もう虫の息ってな感じだし、止めは暦に任せるとするか。もうアタシの魔力すっからかんだしよ』

『おぉ、後は任せてくれ。良いとこ取りして悪いな』

 

 キュゥべえに吸血鬼の力の有用性を示すため――ワルプルギスに止めを刺すのが吸血鬼化した僕の役目だ。

 まぁワルプルギスを確実に倒すことが第一なので、これは絶対ではなかったのだが(力を示す方法なら別に用意できると羽川は言っていた)、お膳立てしもらえるのなら、それに越した事はない。

 

『阿良々木さん、お願いします。でも念のため私の魔法で捕縛してから……ん? 何この音は!?』

 

 と、不意にガタガタガタと、やけに耳に残る異音が聞こえてきた。

 その音の出処は直に判明する。

 

『歯車がまた回り始めたぞ……チッ、ほんとにしつこい』

 

 杏子が忌まわしげに顔を顰める。

 一度は止まったワルプルギスの歯車が、再度動き出したのだ。

 

 巨大な歯車がアスファルトを削り、土砂と粉砕された石を巻き上げ回転の速度を上げていく。辺り一帯には工事現場の騒音を、更に激しくしたような耳障りな音が響き渡っていた。

 

『……仕方ないわ。暁美さんのいる防衛ラインまで撤退して、体勢を立て直しましょう』

 

 再浮上するワルプルギスを前に、巴さんが沈痛な面持ちで苦渋の決断を下す。

 

『あれ?』

 

 ゆっくり天に昇る魔女の姿に――途轍もない違和感が。

 いや、間違い探しにもならない、一目瞭然の違いだ。

 

『なんなの……あれは?』

『どういうことだ……おい?』

 

 巴さんと杏子がワルプルギスの姿に戸惑うのも無理もない。

 

 しかし、これは大した変化だとは言えないのかもしれない……。

 

 どういうことかと言えば、本当に何てことはない。

 

 『ワルプルギスの夜』が――ごく自然な姿に戻っただけだ。

 天地に対して逆さの状態で浮遊していた魔女が――ただ上下180度ひっくり返っただけなのだ。

 

 頭を天に、下半身となった歯車を地に向けている。

 ただそれだけのことだ。

 

 なのに――"あるべく姿に戻った″だけだというのに、この不気味さはいったい何なんだ!?

 

 

 

「まさか、『ワルプルギスの夜』が『正位置』につくとはね。これを観測するのは、本当に久しぶりのことだ」

 

 僕の頭の上に座ったキュゥべえが、そんな事を口にした。

 どうやらコイツにとって、これは既知の現象のようだ。

 

「おい、その『正位置』ってのは何な――」

 

 不穏な空気を感じ、真相を確かめるべくキュゥべえに問い質そうとしたが――

 

『ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!』

 

 呵呵大笑。

 僕の声はワルプルギスの悍ましい嗤い声によって掻き消されてしまう。

 口端を吊り上げ嗤う。哂う。笑う。

 

 魔女の哄笑と、蠢く様に軋みを上げる歯車の音が残響する。

 

 鼓膜を震わせる不協和音。大音量のヘッドホンを無理矢理装着されたように届く嗤い声が酷く不快だ。

 

 空気は一変し、途端に悪寒が走る。

 視界がぐらりと揺らぎ、辺りの空間が罅割れたかと錯覚するぐらいの嫌な感覚。

 世界が歪む。ぞっと言い知れない怖気が去来する。否応なく畏怖が押し付けられる。

 

 

『な……何、この気持ち悪い魔力は?』

 

 自身の身体を抱きしめ身震いする巴さん。

 

『…………やばい……あれは駄目だ』

 

 表情を強張らせ、掠れた声で杏子。

 基本的に勝ち気で、弱音を吐かない杏子をしてこの反応。

 

 恐怖に支配されたのか、筋肉が弛緩したかのように痙攣し力が入らない。

 これは僕だけではなく、巴さんも杏子も同様だろう。

 

 しかし、この場での停滞は、死に直結する。

 

『巴さん! 杏子! 一先ず撤退だ!!』

 

 張り裂けんばかりの大声で、雁字搦めになりつつある肉体に渇をいれると同時に、指示を送る。

 

『わかりました!』

『ああ、そうさせてもらう!』

 

 二人だって、今がどれ程危険な状況下にあるのかは理解している。

 今は逃げの一手しかない。

 

 だが、二人が行動を起こすより先に――更なる異変が起こった。

 

 

『え? 消えた?』

『おい、どこいった?』

 

 二人の視線の先に居たはずの、ワルプルギスの姿が忽然と掻き消えた。

 

 まだ逃げ出す前だったのだ。当然、魔女の一挙手一投足を見逃すまいと警戒していた――にも関わらず、魔女を見失ってしまった。

 逃げるべき対象を見失い、二人は動揺を隠せない。

 

 だが、実際は消えたわけではない――吸血鬼(ぼく)の眼に映ったのは、一瞬にして遥か上空まで移動したワルプルギスの姿だ。

 二人には認識できないほどの速さで、あの巨体を急上昇させたということだ!

 

 

 加えて言えば、ただ真上に浮上した訳ではなく――元いた位置から斜め上に、より正確に言えば、二人の魔法少女が居るビルの真上に移動していた。

 

 

 そして、そのまま――

 

 

『その場から離れろ!! どこでもいいから早く逃げるんだ!! 魔女が落ちてくる!!』

 

 僕は力の限り叫び、警告する!

 

 二人の反応は素早かった。

 僕が警告するまでもなく、彼女達も上空に漂う不穏な空気を感じとっていたのだろう。

 上空に移動したワルプルギスを確認することもなく、即座にビルから離脱する。

 

 

 しかし、ワルプルギスの落下してくるスピードは尋常ではなかった。

 

 離脱を図る二人の魔法少女。急降下してくる魔女の巨体。

 

 

 その場での待機を厳命されていたが、そんなことなど御構い無しに僕は飛び出した。

 鉄塔を蹴りつけた反動で加速し、吸血鬼の脚力を駆使して全力疾走する。

 頭に乗っていたキュゥべえを振り落としながら、ビル群を経由し、彼女達のもとへ向かう。 少しでも、一秒でも、一瞬でも速く! 

 

 二人は? 魔女に押し潰された?

 いや、ぎりぎり抜け出したのは辛うじて視えた。

 

 それとワルプルギスが、歯車を高速回転させた状態で、ビルに垂直落下していったのも。

 

 けたたましい音を響かせ回る歯車が、まるでドリルのような役割を果たし、ビルを粉々に粉砕したのだ。

 巴さん達がいたビルは一際高い高層ビルだったが――今は瓦礫の山と化し、完全に倒壊し見る影もない。

 粉砕された破片がそこら中に飛び散り――四散した残骸や、剥き出しの鉄骨、陥没した地面がその破壊力を物語っている。

 

 そして――破片とは言っても、その大きさは優に1メートルは超えるようなものがほとんどだった。

 

 砂塵が舞い視界の悪い中でも、僕の眼ははっきりとその光景が見えていた。

 

 理解する事は容易。

 

 辿り付いた着いた僕が目にしたのは――

 

 

 無残にも身体の一部が瓦礫に押しつぶされ、赤い水溜まりに沈む二人の少女の姿だった。

 

 

 折り重なるように倒れた少女達。

 その少女の上に、瓦礫が覆い被さっている。

 

 赤い。赤い。赤い水溜りが広がっていく。

 

 それが何を意味するのか……。

 

 目の前の惨状に、僕は絶句する。

 ドクンと大きく心臓が跳ねる。

 渦巻く感情に胸が締め付けるように痛む。

 

 

 ワルプルギスは既に再浮上しており、嘲笑うように哄笑を上げていた。

 

 

 

 

 






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