東方幻妖録 第1部《大妖転生篇》   作:ハマトラ

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とりあえず、この場を借りてのご連絡ですが、コラボ募集一応かけることにしました

出雲「やっぱりか、んであっちでコラボしてもらった所でいなくなっちゃった人のはどうするんだ?」

それですが・・・・・・・設定などもわからない状態ですので、心苦しいですが以下の方とのコラボ回をなくそうと思います

如月昴様 「銃剣記」

アルP護様 「幻想世界と科学戦士」

どれも面白かったのですが・・・・・・・・もし、このサイトで会えるようだったらまたコラボしてみたいですね

出雲「そうだな・・・・・・」




第8話「人里」

朝日が完全に顔を出した時、赤髪の妖獣が目を覚ました、その目からは狂気に似た気配は完全に消えていた。

 

「あれ・・・・・・ここは?」

 

出雲「目が覚めたか?」

 

声の方に顔を向けると、黒髪の少年と金髪に紫がかった女性が座っていた。

 

聖「無理に起きないほうがいいですよ」

 

出雲「悪いな、お前を止める為とはいえかなり痛めつけちゃったからな」

 

「いえ・・・・・よく覚えてませんが、おかげで正気を取り戻せました。本当にありがとうございます」

 

妖獣の少年は痛みをこらえて起き上がって深々と頭を下げた。

 

出雲「・・・・・・・・話してくれるか?お前に何があったのか」

 

出雲と聖が彼の目覚めを待っていたのは、もちろん心配してだが異変に関する情報も少ない今、唯一の手掛かりはこの呪によって操られていた妖獣だった。

けが人に問い詰めるような真似はしたくはないが、事態は一刻を争う。いつ人里にまで被害が及ぶかわからないからだ。

 

「・・・・・・僕は、この近くの森の奥に集落を作っている群れで暮らしてました。人を襲わず、木の実や野生の動物を狩って、たまに人里と交易しながら静かに暮らしていました。しかし、つい最近群れの仲間が次々と行方不明になる事件が起きました。群れの長は群れの若者で捜索隊を編成しましたが・・・・・・」

 

聖「・・・・・・・見つからなかったのですね」

 

「はい・・・・・それどころか、捜索隊の中からも行方不明者も出て・・・・・・結局これ以上の犠牲を出さない様に捜索は打ち切られてしまいました。」

 

出雲「それでも、お前は一人で探し続けたんだな。誰か家族が?」

 

「・・・・・・・・僕の、一番の親友が・・・・・・・・捜索隊に参加してすぐでした。」

 

出雲「・・・・・そうか」

 

「そして昨夜も捜しに行って・・・・・・そうしたら背後から何かを刺されてそれから・・・・・・・」

 

出雲「わかった、無理させて悪かったな。ゆっくり休んでくれ」

 

出雲は妖獣にこれ以上無理をさせるべきではないと判断し、立ち上がると部屋を出る。その直後、妖獣の呟きが耳に入った。

 

「僕達が・・・・・・何をしたっていうんだ!」

 

出雲「・・・・・・・・・」

 

彼も、そして彼の仲間も、森の奥で穏やかに暮らしていた。なんの罪もない妖怪たちだ。そんな彼らを使って何かを企んでいる異変の首謀者に出雲は怒りを露わにしていた。もし、自分のもはや会うことの叶わない親友が同じ目にあっていたら、出雲は自分を抑えることは出来ないだろう。

出雲は拳を強く握りしめ、異変に立ち向かうことを決意した。

 

 

 

 

日も大分上った時、出雲は聖から人里までの道を聞いて出立の準備をしていた。門前で命蓮寺の皆が見送りの為に集まっていた。

 

聖「では、この手紙を上白沢慧音という人に」

 

出雲「確かにお預かりしました」

 

出雲は手紙を落とさないようにバッグの中に入れる。

 

聖「念の為、案内役に幻君をつけましょう」

 

幻「だが、断・・・・・・・嘘です、すみません、行きます」

 

後ろで腰の刀を構える綾の気迫に圧され、幻が案内役としてついていくことになった。

 

出雲「それじゃあ、お世話になりました」

 

ナズーリン「近くを通ったら寄ってくれ、それまでに新しい手を考えておこう」

 

出雲「ああ、期待してる」

 

星「彼の事はこちらにお任せください、知り合いの医者に診てもらいますので」

 

出雲「助かります、それじゃあ」

 

出雲は命蓮寺の皆に見送られ、幻の案内の元人里に向かった。その道中幻はしきりに出雲をジッと見ていた。

 

出雲「どうかした?」

 

幻「いんや、昨夜あいつとやりあってた時、一瞬だけど・・・・・お前の瞳の色が金色に見えた気がしてな」

 

出雲「え?」

 

出雲の瞳の色は茶色、月明りでも金色に見間違えるはずがない。考えられるとしたら・・・・・・・・

 

出雲「妖怪化の影響?」

 

幻「かもしれんな、それにお前のあの素早い反応と動き・・・・・・お前もあいつと同じ妖獣かもな」

 

出雲は自分の前世が大妖怪とは聞いていたが、どのようなものかは聞いていなかった。今度紫から聞こうと思っていたら、目の前に大きな町が見えてきた。

 

幻「あれが人里だ、俺の働き口もあそこにあるんだ」

 

出雲「お前働いてたのか」

 

幻「当たり前だろ、一児の父なめんな」

 

 

 

 

 

 

 

...........少年移動中

 

 

 

人里の門前に着くとそこには中年の男性が門番についていた。

 

「おお、幻君か。・・・・・とそっちは?」

 

幻「ども~おっちゃん、今日はこいつをここに案内しに来たんだ」

 

出雲「月神出雲です、訳あって半分近く妖です。旅の途中ですが、今日は命蓮寺からの使いで来ました。取り急ぎ伝えたい事があるのですが、上白沢慧音さんはいますか?」

 

「そうか、しかし間が悪いな。慧音さんは今魔法の森近くの香霖堂に行ってるんだ」

 

香霖堂、以前にも聞いた名だった。霧の湖にいるお淑やかなように見えて相当恐ろしい内面を隠しているあの大妖精がスタンガンを違法改造してもらったのも確か香霖堂だった。

 

幻「あちゃ~どうするよ、出雲」

 

出雲「じゃあそこに行こう、早めに伝えた方がいいからな」

 

幻「了解了解、んじゃおっちゃんまたな~」

 

「おう、気を付けてな」

 

出雲と幻は慧音という人物を訪ねて、魔法の森の近くにあるという香霖堂を目指した。

 

 

 

 

 

 

 

出雲(魔法の森、か・・・・・・・・そういえば、あいつは元気かな?)

 

 

 




次回予告

出雲「ここが・・・・・・香霖堂?」

幻「色々面白いの置いてあるぜ~」

慧音を探して香霖堂へ

??「フン!・・・・・・フン!!・・・・・・フンっ!!」

斬符[一気刀閃・剛破]

そこで待ち受けるのは!!?

アリス「え、出雲?」

出雲「あ、アリス久しぶり」

魔法使いの友人との再会




次回、第9話「再会、魔導具、香霖堂」
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