東方幻妖録 第1部《大妖転生篇》   作:ハマトラ

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今回からあちらでコラボさせていただいた「深淵の闇様 永遠の風と共に・・・」の「漣鳳炎」が登場します

出雲「ところで作者は戦闘シーンは何をイメージしてんだ?」

主にFFシリーズかな、特にFF7ACの戦闘シーンをイメージすることが多いね

 


第9話「再会、魔導具、香霖堂」

道なりに進むこと1時間残り1枚のスペカの元に新しいスペルを作りながら歩いていると、目の前には出雲が幻想郷に最初に来た魔法の森が広がっていた。そしてその森の入り口に外の世界にいた頃よく目にしていたガードレールや標識(何故か人の手形や握りつぶした跡や変形の目立つ)の他に電気の通っていない自動販売機や大きな狸の陶磁器が置かれている店?があった。

この世界に来て日が浅い出雲もこの店?が放つ異彩に圧倒されていた。

 

出雲「ここが・・・・・・香霖堂?」

 

幻「色々面白いの置いてあるぜ~」

 

出雲「けど、今回の目的はあくまで慧音って人に会うことだ。それを忘れるなよ?」

 

幻「へいへい」

 

出雲が意を決して店の戸を開けてみると・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「フン!・・・・・・・・フン!!・・・・・・・フンッ!!」

 

褌一丁でポージングをとっている変態がいた。

 

 

 

斬符[一気刀閃・剛破]

 

出雲は先程作ったスペカを発動させて勢いよく戸を閉めた。

 

??「ぎゃあああああああああああああああああ!!」

 

その直後、中から断末摩と共に爆発音が聞こえてきた。

 

幻「ここで新スペカ!?何があった!!」

 

出雲「店の中に変態がいたから成敗した」

 

出雲が再び戸を開けると、そこに先程の変態はおらず銀髪の青年がカウンターに座っていた。

 

霖之助「いらっしゃい、幻はともかくそっちの君は初めてだね。私がこの店の店主、森近霖之助だ」

 

出雲「(さっきのアレをなかったことにしてる)月神出雲です、ここに人里の上白沢慧音という人がいると聞いたのですが・・・」

 

霖之助「ああ、慧音に用事か。彼女なら奥にいるよ」

 

??「霖之助、騒がしいがどうした・・・・・って幻か、また何かやらかしたか?それにそっちの彼は見ない顔だが?」

 

幻「ども~今日も変わらず通い妻してブホッ!!」

 

??「だ、だだだだだだ誰が通い妻だ!!!!」

 

奥から出てきた青と白が入り混じった長髪の女性は顔を真っ赤にしながら幻の額に頭突きした。

余程強力だったのか、幻は白紙の能力を使うより早く白目を向いて気絶していた。このままでは話が進まないと思った出雲は話を切り出した。

 

出雲「初めまして、貴女が上白沢慧音さんですね?俺は月神出雲、外から来まして今は訳あって半分近く妖モノになった旅の者です。今日は命蓮寺の聖白蓮さんの使いで来ました。取り急ぎ貴女にお伝えしなければいけない事があります。」

 

出雲の表情からただ事ではないと感じた慧音は出雲から手紙を受け取りその場で読み始める。

出雲の事と命蓮寺で起きた事と正気に戻った妖獣の証言が書かれていた。

 

慧音「・・・・・・・・・事情は分かった、君に関する事も能力とか色々書かれていたよ。私もすぐに里に戻って警戒を強めよう」

 

出雲「俺もここで武器買ったら人里に行きます。この異変の犯人は絶対に許してはいけませんから」

 

慧音「それは助かるが・・・・・君は能力で武器を作れるのだろ?わざわざ買う必要があるのか?」

 

出雲「強すぎる力(能力)は人を傲慢にします、だからちゃんとした武器を持って自分自身も鍛えないと」

 

慧音「なるほど、良い心がけだ。では、私は里に戻る。霖之助、夕飯も作っておいたからちゃんと食べろよ?」

 

それだけ言うと、慧音は先に店を出て里に戻っていった。

 

出雲「霖之助さんは慧音さんと仲がいいんですね」

 

霖之助「まあ、昔なじみってやつでね。子供の頃からの付き合いなんだ、ここに店を構えてからもほぼ毎日ここに来る。里に戻ってこいが決まり文句だけどね」

 

出雲「昔は人里に?」

 

霖之助「まあね、昔の話さ。さあ、武器を買うんだろ?どれがいい」

 

霖之助の指さす方には様々な武器が乱雑に置かれていた。刀から倭刀、さらには西洋騎士の剣からメイス、さらにその奥には出雲もよく知る武器が置いてあった。

 

出雲「え、エリュシデータ!!?」

 

それは仮想の浮遊城を攻略した黒の剣士の愛用していた片手直剣だった。さらに奥を見ると・・・・・・・・・

 

出雲「・・・・・・ダークリパルサーにニバンボシ・・・・・それに黒炉の魔剣(セル=べレスタ)!?」

 

何故か黒の剣士のもう一つの愛剣に己の正義を貫き通した青年の刀、さらには「叢雲」の異名を持つ少年の純星煌式武装までが置いてあった。

 

霖之助「無縁塚というところがあってね、そこに外の品が流れ着くんだ。でもそこの4本は紫がどこからか持ってきたレプリカだよ。」

 

出雲「(紫さん・・・・・本当になんでもありだな)この銃は?」

 

出雲は棚の上に綺麗に置かれた一対の白と黒の装飾銃を指さした。

 

霖之助「それは私の自信作だよ。私は趣味でね、たまに魔導具を作ってるんだ。その中でもそれはかなり出来が良くてね、そこに置いてるんだ。弾倉部がダイヤルになっていてね、それを回すことで多種多様な弾幕が撃てるんだ」

 

出雲は試しに白い装飾銃を手に取って窓の外に銃口を向ける、装飾銃から撃たれた弾幕は木に命中すると爆発した。続けてダイヤルを回してもう一度撃つと、弾幕は途中で加速して別の木に命中する。

 

出雲「・・・・・・これにします。いくらですか?って俺外の金しか持ってなかった」

 

霖之助「外の金ならここで換金するよ。それとそいつのお代はいらないよ、魔理沙に持ってかれるよりはマシだからね」

 

出雲「魔理沙を知ってるんですか?」

 

霖之助「まだ店を持つ前、修行時代にね。彼女の親父さんには本当に世話になったよ、その時からの縁でね。しょっちゅう店の商品盗んでいくから困るよ」

 

出雲「(何やってんだあいつ・・・・・・)あいつ魔法使いってより盗人ですね・・・・・」

 

「まったくだよ・・・・・」とため息を吐きつつ出雲から持ち金を預かると、霖之助は換金の為に奥に入っていった。

すると、店の扉が開いて幻と同じくらいの少年が入ってきた。

 

??「ん?見ない顔だな・・・・・ってなんで幻が白目向いてんだ?」

 

出雲「俺は月神出雲、旅の・・・・まあ半妖だな。幻は慧音さんの頭突きで・・・・」

 

鳳炎「なるほど、俺は漣鳳炎。そこのバカとは・・・・外からの友人だ」

 

出雲「へえ、幻にもちゃんと常識のある友達いたんだ。それで、鳳炎も何か探しに?」

 

鳳炎「ああ、人探しだ。背中と頭に鳥みたいな羽のある女の子なんだけど知らないか?」

 

出雲は頭を捻るがここに来る道中もこの店の中でもそれらしい少女は見たことがない。

 

出雲「ごめん、見てないかな」

 

鳳炎「そうか、じゃあ他を探すとするよ。俺は竹林の中の永遠亭というところにいる、近くを通ったら寄ってくれ」

 

出雲「ああ、その内立ち寄らせてもらうよ」

 

鳳炎は外に出るとすぐ、霧のような翼を羽ばたかせて飛んで行った。それと入れ替わるように今度は見覚えのある人形が入ってきた。

 

出雲「あれ、この人形って・・・・・」

 

 

 

アリス「え、出雲?」

 

出雲「あ、アリス久しぶり」

 

人形を追うように入ってきたのは出雲にとって幻想郷で最初の友人、人形遣いのアリスだった。




次回予告

出雲「これは・・・・」

霖之助「なるほど、"こいつ"は次の主に君を選んだか」

呼ばれるような感覚に導かれ手にしたのは・・・・

アリス「こいつら、ただの妖怪じゃない!」

幻「こいつら・・・・まさか蟲毒か!?」

人里へ向かう途中に襲い掛かる異形の妖怪たち

出雲「絶対に許さない、この異変の犯人は命を何だと思ってんだ!!」

アリス「出雲・・・・・・」

異変の犯人の異常性に出雲の怒りは頂点に達する



次回、第10話「妖刀と呪法の妖」
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