銃符[紀州雑賀の八咫烏]
標的を包囲するように火縄銃を創り、一斉掃射する。
出雲「このスペカ結構エグイな・・・・・こうして視ると」
このスペカのモデルは戦国時代に実在した最強の傭兵集団「雑賀衆」です
紀州とは彼らの本拠地のあった地名で八咫烏は彼らの長、鈴木孫一の家系の家紋、旗印ですね
斬符[一気刀閃・剛破]
斬符[一気刀閃]の派生型。着弾時の分裂をなくし、純粋に破壊力を増した巨大な斬撃型の弾幕を撃つ。
このスペカのコンセプトはマスパレベルの破壊力ですね
出雲「実際かなりの破壊力だったな・・・・・・」
並みに妖怪でも半死半生は免れないだろうね~・・・・・・・・あれ、霖之助はまともに食らってたよね?しかも褌一丁で・・・・・
霖之助「鍛えられた!・・・・・肉体の前にぃ!!・・・・・斬撃など無意味なのだよぉ!!!」
出雲「暑苦しいんでお帰りください」
斬符[一気刀閃・剛破]
霖之助「うぼあああああああああああああ!!!!」
出雲は太めのロープでがっちり拘束された魔理沙を連れて、咲夜と共に図書館の奥に向かうと、いかにも研究者の机のような本と書きかけの論文が散らかる机と客人用のソファがあった。
そして、ソファの上で横になって休む紫色の髪の少女とそれを介抱する赤い髪に黒い悪魔のような翼の少女がいた。
咲夜「パチュリー様、お客人と捕まえた盗人を連れてきました」
パチュリー「・・・・ご苦労様」
パチュリーは起き上がり、放り捨てられた魔理沙を一瞥すると、すぐに出雲に視線を戻した。
パチュリー「改めて自己紹介するわ。私はパチュリー・ノーレッジ、魔理沙を捕まえてくれて助かったわ」
出雲「俺は月神出雲だ、改めてよろしく」
パチュリー「さて、療養中にわざわざ来てもらって悪いわね。早速その呪印の説明をさせてもらうわ」
出雲「あ、そういえば魔理沙が盗もうとしてた本放置しっぱなしだけど・・・・」
パチュリー「心配には及ばないわ、こあ」
小悪魔「はい、私はパチュリー様の使い魔の小悪魔です。本の整理は私の仕事ですのでお任せください!」
小悪魔は自己紹介をして礼儀正しく一礼すると、先程戦闘のあった方向へ飛んで行った。
出雲はそれを見送ると、パチュリーに促されて向かいのソファに座った。
パチュリー「まずはその能力制御術式の説明ね。それは昔能力を制御しきれなっかった知り合い用に作った術式で、能力に制限を呪印という形で刻む事で制御しきれない、もしくは暴走した能力を制御するものよ」
出雲「制限?」
パチュリーは頷いて、出雲の右手の甲に刻まれた呪印を指さした。
パチュリー「その呪印に設定したのは能力の使用回数の制限よ」
咲夜「つまり、能力の使える回数は限られているのでしょうか?」
パチュリー「ええ、1日に能力を使用した戦闘、弾幕ごっこが出来るのは3回までよ。設定した回数に達すると呪印が発動して、能力を1日封印するわ。使い所に気を付けなさい」
出雲は右手の呪印に目をやった。先程の戦闘は能力は使っていないのでカウントされないだろうが、今後能力の使用回数に制限が加わる以上は無闇に使うわけにはいかなくなった。
出雲「しかし凄いな、この術式パチュリーが作ったんだろ?まさか他にも・・・・」
パチュリー「かれこれ何百年の生きてるもの、その間に思いついて作った術式はいくらでもあるわ。魔女は探求心に溢れているのよ、と言っても作った術式はおいそれと見せられる代物じゃないけどね」
彼女は見た目は普通の少女、しかしこれで吸血鬼であるレミリアと親友でもあり人の寿命では解明出来ない魔術、魔法を研究する為に人の身を捨てた魔女である。
そしてこの蔵書の量が彼女の並外れた知識を物語っていた。知識の魔女、動かない大図書館、彼女がそう呼ばれる所以を出雲は目の当たりにした。
パチュリー「私からの説明はこれで終わりよ、あとは経過を見るからまたしばらくしたら来てくれるかしら?」
出雲「わかった。・・・・・・そうだ」
出雲は図書館から出る直前、ある事を思いついて咲夜に頼みレミリアの元に向かった。
........少年、少女移動中
レミリア「だからちょっと退屈なのよね~また異変起こしていいかしら?」
紫「それはやめときなさい、けどそうね~刺激欲しいわよね~・・・・・・・外からまた面白そうな子連れて来ようかしら」
再びレミリアの部屋に行くと、レミリアと紫がまるで世間話をするようになにやら物騒な会話をしていた。
出雲「・・・・・・なんか今凄く聞いちゃいけないような単語が聞こえたような・・・・」
咲夜「聞かなかった事にしましょ・・・・」
横からの声に気づいて、レミリアと紫がこちらに視線を向けた。どことなく「やべっ聞かれてた」と言いたそうな表情なのは言うまでもない。
ツッコんでたらキリがないと思った出雲はすぐに本題に移った。
出雲「実はレミリアに頼みたい事があるんだ」
レミリア「・・・・・?」
出雲「実は今日、俺は式を得たんだ。名は紅臥、しばらくそいつの面倒を見てほしいんだ」
出雲の頼みとは、自分に恩を返したいと式になった紅臥を預けたいというものだった。
出雲「俺はまだ幻想郷を巡る旅の途中なんだ。だけど、出来るだけ一人で回ってみたいんだ。だからその間でいいんだ。紅臥を鍛えてやってほしい、頼めないかな?」
レミリアは口元に指を当てて考える素振りを見せた。
レミリア思考内
頼みを受ける
↓
その式をここで鍛えさせてみる
↓
どさくさに紛れて自分も腕試しと称して参戦
↓
丁度いい暇つぶしになる
この間0.2秒・・・・・・・・
レミリア「いいわよ、ここにはパーフェクトメイドの咲夜に武術の達人の美鈴、それに様々な知識を持つパチェと人材は豊富よ。貴方の式はここで責任を持って面倒を見るわ」
出雲「助かるよ、それじゃあ明日にでもこちらに向かわせるから」
紫「貴方も思い切りがいいわね」
出雲「よく言われます、それに将棋にしても囲碁にしてもそういう思い切った手を打つ事も大事ですよ」
紫「やれやれ、まあいいわ。それじゃあ私たちはこれでお暇させてもらうわ」
紫が手に持っている扇を一振りすると、スキマが現れて出雲と紫はその中に入っていった。
出雲「じゃあ、今度はゆっくり出来る時に来させてもらうよ」
レミリア「ええ、その時は歓迎させてもらうわ」
スキマが閉じて消え、部屋にはレミリアと咲夜が残された。
レミリア「彼、中々面白いわね。それに運命を視る限り、文武両道、頭脳明晰、人望も厚い。ウチに欲しいわね。」
咲夜「それもいいですが、彼の式も気になりますね。」
レミリア「そうね、しばらくは退屈せずに済みそう♪」
レミリアは明日には来ると言われる出雲の式がどんなものか楽しみにしながら紅茶を飲む、窓を見ると日は沈み鮮やかな朱が空を染めていた。
次回予告
出雲「どうする、決めるのはお前だ」
紅臥「・・・・・・・行きます、そしてもう二度と後悔しないように強くなります!」
決意を固め、式は紅魔館へ修行に・・・・・
輝夜「私は蓬莱山輝夜、一応ここの主よ!」
出雲「輝夜って・・・・・・・まさかかぐや姫!?竹取物語の!!」
出会ったのは、御伽噺でも有名な月の姫
出雲「これって・・・・・電撃文庫のファイティング・クライマックス!?」
輝夜「貴方話が分かるわね、勝負よ!!」
何故かゲーム対決に・・・・・
次回、第22話「不老不死の蓬莱人」