東方幻妖録 第1部《大妖転生篇》   作:ハマトラ

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出雲「なあ作者よ、向こうで連載していた時のやつ残ってるならなんで一気に書かないんだ?」

バカ言うなよ、修正加えてんだよ。元を思い出しながらそこに修正を加えて更新するんだからこのペースがベストなんだよ

出雲「大体の構成は出来てるなら1日に2、3話作れるだろ?」

・・・・・・・・俺にそんな高等技求めんでくれる?



第2話「能力と弾幕と普通の魔法使い」

出雲は突然の宣告に頭の中が真っ白になった。つい昨日まで普通の高校生だったのにどういうわけかこの幻想郷に飛ばされそして目の前の妖怪の賢者に人ではなくなったと告げられれば無理もない。

 

出雲「・・・・・・・・・霊夢、この人頭大丈夫?」

 

霊夢「たまにそう疑うけど、今回は真面目な話よ」

 

紫「・・・・・・・今、ナチュラルに酷い事言われた気がするけど・・・」

 

 

紫が涙目で悲しそうな表情を浮かべているが、彼女がどんな人物か知っている霊夢とアリスは呆れ顔で苦笑を浮かべた。

 

紫「話を戻すけど、あなたは前世が妖怪なの。それも社持ちの神格級のね」

 

霊夢「だからアンタから妖力を感じたのね、アンタの人間の体は転生した妖怪の魂によって変化したのよ」

 

紫「今はまあ半妖一歩手前ってところね、あなたみたいな特殊な子や能力持ち、その素質がある子を私はこっちに招くようにしているの」

 

出雲「・・・・・・・ごめん、突然過ぎて話が・・・・・・俺が妖モノ、それも大妖の類の生まれ変わりってのはわかった。けど最後に出てた能力って・・・」

 

アリス「ここの住人が特殊な能力を開花させることがあるの、私だったら『人形を操る程度の能力』とかね」

 

出雲「俺にも、その能力があるのか?」

 

霊夢「それを今調べるわ、ちょっといい?」

 

霊夢は出雲の頭に手を置く、仄かに霊夢の手が光り霊夢の意識は出雲の潜在意識に入っていった。

 

霊夢(これは・・・・・粒子?多分、自然界に漂う鉄分や酸素みたいなもの?)

 

霊夢がその粒子に触れると光と共に変質し一本の刀になった。

 

霊夢(これは・・・・・・・もしかして・・・・・・・?)

 

霊夢は出雲の能力に触れた直後、奥に何かがある気配を感じて、更に奥深くに潜っていく。

 

霊夢(これは出雲の、妖怪としての能力?あれ、でもこんなことって・・・・)

 

直後、霊夢の意識は現実に戻っていった。

 

霊夢「・・・・・・・能力がわかった。出雲は人間としての能力と妖怪としての能力の二つを持っている。けど・・・・・・・・・」

 

霊夢が口ごもり、出雲だけではなく紫やアリスも疑問符を浮かべた。

 

霊夢「おかしいわね、一つはわかったのにもう一つが見えない・・・・・・・・まるで靄がかかったみたいに」

 

アリス「そんなことがあるの!?」

 

霊夢「あるわけないでしょ?こんなの初めてよ」

 

紫「(・・・・・・・・)とりあえず、わかっている能力だけでも教えてあげたら?」

 

霊夢「そうね、出雲のわかっている能力は『あらゆる武器を生み出し操作する程度の能力』よ」

 

出雲「・・・・・・・また随分と仰々しい能力だな」

 

アリス「『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』よりはマシだと思うけど?」

 

出雲「何それ怖い、それ"程度"じゃないよね絶対」

 

アリスの口から飛び出したあまりに恐ろしい能力名に出雲は冷や汗を流し顔が青ざめた。

 

霊夢「この自然界には鉄分、酸素とかが漂ってるのは解るでしょ?この能力はそういったものを武器として生み出せるのよ」

 

出雲「ふむ・・・・・・(じゃあ試しに刀でも・・・・)」

 

出雲はものの試しで刀をイメージする、直後出雲の手に粒子が集まり光と共に一本の刀が現れた。

 

出雲「ほ、本当に出た・・・・」

 

出雲は部屋を出て靴を履いて外に出ると庭の近くの適当な木の前で止まり刀を上段に構える。

 

霊夢「へえ、結構様になってるわね」

 

そして鋭く、力強い一振りの剣閃は軌跡を描き、木に深い切り傷をつけた。しかし、直後刀は折れてガラス片の様に砕けて霧散した。

 

出雲「あ、折れた。イメージが弱かったのか?」

 

その時、何かが風を切る音が聞こえたかと思ったら何かが凄まじい勢いで出雲の真上を通過して縁側を破壊した。

 

??「霊夢~遊びに来てやったぜ・・・・・・・・ん?」

 

大破した縁側の跡から金髪に白黒の魔女のような恰好をした少女が現れ、丁度目の前にいた出雲と目が合った。

 

??「・・・・・・誰だ、お前?」

 

出雲「俺は月神出雲、今日(正確には昨日)幻想郷に来た者だ」

 

魔理沙「私は霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜ!」

 

出雲「いや、魔法使いって時点で普通じゃないだろ・・・・」

 

魔理沙「気にしたら負けだ・・・・・ぜ?」

 

その時、魔理沙の肩に手が置かれ、振り向いてみると・・・・・・・・・

 

霊夢「魔理沙?・・・・・・・・何人の家破壊してくれてるのかしら?」

 

目からハイライトの消えた霊夢が何やらカードのようなものを構えていた。

魔理沙は助けを乞うようにアリスと紫の方を見る、目を逸らされてしまった。続いて出雲の方を向く、苦笑を浮かべて合掌した。

 

魔理沙「・・・・・・・・・・・・・・・・・・悪い、許してくれ☆」

 

霊夢「だが、断る♪」

 

 

霊符[夢想封印]

 

 

色とりどりの光の玉が現れて、全て命中して魔理沙は断末摩とともに散っていった。

 

 

 

 

 

 

 

そんな魔理沙を放置して、紫は出雲に弾幕についてを説明していた。

 

紫「それで、さっき霊夢が魔理沙を始末したのがスペルカード、まあ必殺技みたいなものと覚えてくれればいいわ」

 

紫は懐からスペルカードの素を3枚取り出して出雲に手渡した。

 

出雲「ふむ・・・・・・・あ、一つ聞き忘れたんですが、俺は帰れるんですか?」

 

出雲にとっては重要な事だった。両方の選択肢があるなら帰る方を選ぶ、しかし自分が人間ではなくなった以上、帰るという選択肢が危ぶまれるからだ。

その質問に霊夢は眉をひそめ、紫の方を見る。紫も申し訳なさそうに口を開いた。

 

紫「普通の人間で、能力にも開花していないなら帰すことは出来るわ、能力に目覚めても消して帰すことも可能性次第で出来る。けど、半分近く妖怪化しているあなたは・・・」

 

出雲「そう・・・・・・・ですか」

 

出雲も薄々わかってはいた、しかしほんの少しでも可能性があればという希望を捨てきれなかった。

家族や親友との別れが出雲の心に影を落とした。

 

魔理沙「よし出雲、弾幕ごっこやろうぜ!」

 

霊夢「・・・・・・・・・アンタは空気を読みなさい」

 

魔理沙「なっ!私はただ場の空気を和ませようとだな~」

 

アリス「出雲・・・・・」

 

紫「・・・・・・・・受け入れるには時間が必要よね、今日はここに泊まって行きなさい。」

 

紫の後ろの空間に裂け目が現れ、紫はその中に入って消えていった。

 

霊夢「(・・・・・・・・紫があんな顔するなんて、ね。)アリスはどうする?」

 

アリス「私はもう少ししたら一度帰るわ」

 

霊夢「そ、魔理沙は大破した縁側の修理ね。あ、拒否権はないわよ」

 

霊夢は笑顔?でスペルカードを構えていた。本当に拒否権を与えないようだ。

 

魔理沙「・・・・・・はい」

 

出雲「・・・・・・・・少し、散歩してくる」

 

霊夢「・・・・・・・・わかったわ。アリス、ついてってやりなさい」

 

アリス「え?う、うん」

 

暗い表情のまま階段を下りていく出雲をアリスは追いかけていった。

 




次回予告

アリス「大丈夫?」

出雲「大丈夫・・・・・じゃ、ないかな」

叶わぬ帰郷、そして足の向くままに湖へ

??「アタイの縄張りに入るな!!」

??「ここは別にチルノちゃんの土地じゃないんだけど・・・・・」

湖で出会った妖精たち、アリスの精一杯の励まし

アリス「えっと・・・・・じゃあ、私があなたの新しい友達になってあげるっていうのはどうかな~・・・・・なんて?」

出雲「・・・・・・・・ありがとう、気を使わせちゃったな」

そして、少年は自分自身と力と向き合う事を決める






次回、第3話「失意、そして湖での出会い」
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