東方幻妖録 第1部《大妖転生篇》   作:ハマトラ

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出雲「おい作者、他の連載作品の構成も考えなきゃいけないにしても遅すぎるだろ」

んなこと言ってもね~気分が中々乗らなくてさ~・・・・・・・・すみません、謝りますのでその鬼哭下してください




第38話「春過ぎて夏来る」

 

 

極鬼会壊滅から一夜が明けた、頭だった鬼は有無を言わさず旧都を追放となり生き残った構成員は鬼灯組、柊組の末端組織に入れられ二度と旧都に危害を加えない事を条件に軽い刑罰で済んだがしばらくは肩身の狭い思いをすることになるだろう。

そして、出雲とヤマメ、パルスィの目の前ではもはや原型を留めず瓦礫の山と化した極鬼会のアジトがあった。

今は鬼灯組と柊組で瓦礫の撤去作業を行っている。旧都の方も、極鬼会によって潰された店や長屋の復旧作業も行っている。

 

ヤマメ「本当に完膚無きまでにやったね~」

 

出雲「流石にやりすぎた、反省はしてるけど後悔はしていない」

 

パルスィ「これどうするのかしら?」

 

出雲「勇儀さんが言うには、折角広い土地だし鬼灯組と柊組の共同経営の大宴会場建てるって言ってた・・・・・・・・ん?」

 

ふと騒がしくなった方を見ると、輸血パックと点滴セットを杖にふらつきながら撤去作業に加わろうとする蓮花を柊組の連中が止めていた。

蓮花の「血を操る程度の能力」は自分の血や取り込んだ他者の血液を操る事が出来る。ただし、普段使っているのは自分の血をあれだけ派手に使ったわけだから当然重度の貧血になるのは当たり前だ。

それでも死んでいないのは蓮花の一族が吸血鬼の眷属だからだろう。柊蓮花の祖先はかつて名のある武人だったが偶然日本に来日していた真祖級の吸血鬼に遭遇し吸血鬼の眷属にされたらしい。

その後、幻想郷に入って日光の当たらぬ地底に自ら入った祖先が旧都で立ち上げたのが柊流武術道場でその後、門下を構成員として出来たのが柊組である。蓮花がこの能力に目覚めたのも先祖返りなのだろう。

組の連中の静止を押し切ろうとしたら、そこに銀二も加わってきた。

 

銀二「蓮花姉!まだ起きていい状態じゃないだろ!?ここはウチと他の柊組で片付けるから寝てろよ!!」

 

蓮花「どきなさい銀二、ウチの子達が頑張っているのに組を仕切る私が寝ているわけには参りません・・・・・」

 

銀二「いやめっちゃふらついてるから!説得力ないから!!」

 

結局倒れたから組の者に運ばれていった。そして今、出雲の前に銀二と鬼灯組が集まっていた。

 

銀二「この度は、ウチの組のモンを助けてくれただけでなく憎き極鬼会壊滅にまで協力していただき、本当にありがとうございました!!」

 

銀二に続いて鬼灯組全員一斉に頭を下げた。

 

出雲「いや、頑張ってくれたのは勇儀さんや鬼灯組と柊組の皆だから!俺はちょっと策を出して頭に個人的な怒りぶつけただけだから」

 

銀二「いえ、貴方のおかげでこちらの被害はほぼゼロで済みました!」

 

頭を上げた銀二達の目からは尊敬の念が感じられた。

 

銀二「俺たち鬼灯組一同!これからは"兄貴"と呼ばせていただきます!!」

 

出雲「なんでさ!!」

 

ヤマメ「お~流石出雲!」

 

パルスィ「本当に人徳があるわね、妬ましい」

 

出雲「はあ・・・・・・・・・まあいいか」

 

 

 

 

 

一月後――――

 

出雲視点

 

極鬼会壊滅から一月が経った、俺は柊組の道場にたまに顔を出しながら旧都各所の復旧を手伝っていた。

あの瓦礫の山のあったところにはもう立派な大宴会場が建っていた。流石旧都、流石鬼と感心してしまった。

旧都は元の賑わいを取り戻し、今もどこかで喧嘩の音と歓声が響いている。

それすらもう聞きなれてしまった頃、丁度春の終わりに俺は地上に戻る事にした。

 

出雲「それじゃあ、お世話になりました」

 

勇儀「おう!また来なよ!!」

 

銀二「兄貴!またのお越しを、俺たち鬼灯組一同心よりお待ちしています!!」

 

蓮花「門下の者達も貴方のおかげで良い刺激を受けたようです。また機会がありましたら道場にお越しください」

 

パルスィ「それで、どうやって"アレ"登るの?」

 

パルスィが指さすアレとは、頭上に口を開ける縦穴の事だ。行きは降りるだけ苦労は無かったが登るとなると話が違ってくる。

 

出雲「問題はそこなんだよな・・・・・・」

 

ヤマメ「そんなことだろうと思ったよ、ちょっと失礼♪」

 

おもむろにヤマメが俺の腰に手を回した・・・・・・いかん、女の子の感触が直にきてつい意識しそうになる。

・・・・・・・・・・一瞬どこからか寒気がした。

ヤマメは片手を縦穴に向けると手から糸を出した、糸は真っ直ぐ伸びて縦穴の向こうに向かっていった。

・・・・・・・・・あれ、なんだろう。凄く嫌な予感が

 

出雲「や、ヤマメ・・・・・まさか!」

 

ヤマメ「そのまさかって言ったら?」

 

出雲「・・・・・・別の方法でお願いします!」

 

ヤマメ「だが、断る♪」

 

出雲「ちょ・・・まっ・・・・・」

 

俺が抗議するよりも早く身体が勢いよく浮き上がり、さながら立体機動装置訓練なく使っているような感覚に見舞われながら俺と俺を抱えるヤマメは縦穴の中へ消えていった。

 

出雲「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

ヤマメ「あははははははははははははは!!!」

 

こうして、長かった地底滞在は騒がしくも終了した。

徐々に出口が見えて突然視界が明るくなった、そして季節は移ろい夏を迎えようとしていた。

夏特有の強い日差しと頬を撫でる涼しい風を感じながら、俺は地上に戻ってきた。

 

 

 




次回予告

出雲「じゃあ勇儀さん達によろしく」

ヤマメ「はいは~い、またね~」

地上に戻ってきた出雲は銃のメンテと夏服調達の為に香霖堂へ

アリス「・・・・・・・・・」

魔理沙「お~い、大丈夫か~?」

少年に思い耽る少女

出雲「あれ、魔理沙?」

魔理沙「い、出雲!!」

そこに訪れた来客は人形使いの思い人



次回、第39話「地上への帰還」


この作品にopやed付けるとしたら・・・・・・なんだろうね

出雲「どうした急に」

いや、ふと思ったんだよ

出雲「アンタが決めろよ」

これ以上考える事増やしたら頭パンクしそうだ・・・・

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