東方幻妖録 第1部《大妖転生篇》   作:ハマトラ

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出雲「作者、更新速度かなり遅くなってないか?」

無茶言うなよ!3作の構成考えなきゃいけないんだぞ!?

出雲「ネプテューヌ二次なんか前の更新いつだよ」

言うな!言わないで下さいお願いします!!


第43話「奇跡起こす風祝と二柱の神」

椛に案内された参道を道なりに行くとすぐに目の前に石段が見えてきた。博麗神社にも劣らぬ長い石段を登っているとその先に立派な鳥居が見えてきた。

登り切った先には、博麗神社とは比べようの無い程立派な神社があった。

 

出雲「ここが・・・・・・博麗神社より立派だな」

 

 

 

 

 

 

その頃博麗神社では・・・・・・

 

霊夢「・・・・・・・はっ今ウチの悪口を言われた気配が!」

 

どこからか妙な電波を受信していたりする。

 

 

 

 

 

鳥居をくぐって境内に入る、狛犬から境内まで綺麗に手入れされており神域の影響か空気も澄んでいるように感じられた。

 

??「おや、参拝客ですか?」

 

後ろから声をかけられて振り向くと、目を引くような緑色の長髪に蛙の髪飾りをした巫女服の少女が買い物袋を肩に下げて立っていた。

 

出雲「まあ、そんなところかな」

 

??「あれ、そのバッグ・・・・・・・・もしかして貴方外から来た外来人ですか!?」

 

出雲「え?ああ、俺は出雲、月神出雲だ」

 

早苗「私は東風谷早苗です!この神社の巫女をしています」

 

丁寧に挨拶する早苗、清楚な雰囲気に礼儀正しい姿勢、霊夢よりも巫女らしいなと密かに思っていると、空の彼方から博麗神社製の札が飛んできた。

出雲は鬼哭を上空に放り投げると、腰のガンホルダーから白陽と黒陰を取り出して銃口を飛んでくる札に向ける。

魔導双銃から飛び出す弾幕は全ての札を打ち落とし、出雲は銃をガンホルダーに戻すと丁度落ちてきた鬼哭をキャッチした。

 

出雲「・・・・・・・霊夢地獄耳すぎるだろ」

 

早苗「す、凄いですね今の!なんかアニメのワンシーンみたいでした!!」

 

出雲「そんな大げさな・・・・・・・・・・っ!!!!?」

 

その時、出雲を只ならぬ威圧感が襲った。レミリアから感じた深い暗闇のような恐怖でも勇儀が発していた圧倒的力を持つ覇気でもない、そんな次元のものではない。まるで心臓を潰されるような握力で鷲掴みにされているような気分だった。

振り向いた先にいたのは、紫色の髪に背に注連縄を背負った女性と目のようなものの付いた帽子を被った金髪の少女だった。

 

??「早苗~おかえり~」

 

??「それとようこそ、客人。我ら二柱ともお前を歓迎しよう」

 

出雲「・・・・・・お、お初にお目にかかり・・・ます。月神出雲・・・・・と申します。この神社に祀られる神と・・・・・お見受けします。こうしてお会い出来・・・・こ、光栄にございます・・・・」

 

息が詰まり、動悸が激しくなる。足が完全に竦み立つこともできなくなっていた。

 

??「ほお、中々礼儀正しいじゃないか」

 

??「神奈子~あんま威圧しちゃ可哀想だよ~」

 

出雲(この二人が・・・・・・・・・・・神)

 

早苗「神奈子様、早くやめないと今夜の夕飯抜きにしますよ♪」

 

神奈子と呼ばれた女性が慌てて発してした威圧感を消し去る。出雲は胸を押さえて呼吸を整えた。

 

出雲「はっ・・・・・・・はっ・・・・・・」

 

諏訪子「ごめんね~神奈子ったら君が早苗と親しげにしてるの見て親ばか炸裂しちゃったみたいなんだよね~私は洩矢諏訪子、よろしくね!」

 

神奈子「親ばかは余計だ!まあ、その・・・・・すまなかったな。私は八坂神奈子だ。」

 

早苗「ごめんなさい出雲さん、お茶お出ししますので上がっていってください」

 

早苗に勧められ出雲は神奈子と諏訪子と共に母屋の中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

出雲「そういえば、3人は何故幻想郷に?」

 

神奈子「ん?」

 

早苗がお茶を用意している間、暇になった出雲は自分の話をしていた時、ふと気になっていた疑問を投げかけた。

 

出雲「いえ、この神社は元々外の世界のだって聞いたので」

 

諏訪子「あ~なるほど、まあ話してもいいかな。簡単にいえば・・・・・・・・信仰されなくなってきたからだよ」

 

神奈子「我々神にとって信仰とは生命線だ。多くの信仰を受ける神程その力は強くなる、だが信仰の無い神は力も弱く・・・・・・・最悪消えてしまう」

 

諏訪子「だから私と神奈子は新天地で信仰を集めることにしたんだ。それがここ、幻想郷に来る方法はもう知ってるでしょ?」

 

出雲は初めて幻想郷についてアリスから聞いた時のことを思い出していた。

 

出雲「確か・・・・・・・紫さんに招かれるか・・・・・・・・・・外の世界から忘れられ幻想と・・・・・・・まさか!」

 

神奈子「そう、私たちは特殊な術で存在を現世から切り離し、神社ごとこの幻想郷に移ったんだ。たどり着けるかは運任せだったがな」

 

出雲「けど、なんで早苗まで・・・・・・・あの子は」

 

諏訪子「あの子の能力・・・・・・・知ってる?」

 

諏訪子と神奈子の表情に若干陰りが見えてきていた。

 

出雲「確か・・・・・・・奇跡を起こせる、でしたか?」

 

神奈子「ああ、あの子は先天的な能力持ちでね。そのせいで外では人の身でありながら一部の人々から信仰を受けていたんだ。信仰を受けた人間がどうなるか、解るか?」

 

出雲「・・・・・・古くから、人の身で信仰を受けていた人は世界各地にいます。日本では天皇陛下、1950年代のジャマイカでは当時のエチオピア皇帝のハイレ・セラシエ1世、チベット仏教じゃダライ・ラマ・・・・・・人の身で信仰を受けた彼らは神格化されこう呼ばれています。『現人神』」

 

諏訪子「お~博識だね~」

 

神奈子「そう、そして早苗も、人の身で信仰を受けた・・・・・・・人でありながらの神、現人神だ」

 

諏訪子「もちろん神って言っても人間だから普通に歳も取るよ。けどね、人間っていうのは自分と違う、特異なモノを嫌う奴もいるんだよ」

 

出雲にも覚えがあった、その才を妬まれ結果自分がこの地に来ることになった。

 

出雲「・・・・・・イジメ」

 

神奈子「・・・・・・・早くに両親を亡くしたあの子を、私たちが代わりに育てていたんだ。そんなある日あの子が傷だらけで帰ってきた。」

 

諏訪子「早苗は階段で転んだだけって言ってた、けどそれが毎日続くんだ。おかしくなってこっそり霊化して学校に行ったんだ。そうしたら・・・・・」

 

神奈子「同級生の女子が寄ってたかって早苗に暴力を振るっていた。髪の色が気に入らない、その顔が気に入らない、そんな醜い嫉妬であの子はずっと理不尽な暴力を受け続けていたんだ」

 

諏訪子「丁度私たちがこっちへの移住の話を進めていた時でね、こんな辛い思いをさせるくらいならあの子も連れて行こうって思ったんだ」

 

神奈子達はその日、幻想郷への移住を決めて早苗に話したらしい。彼女は自分から望み、親代わりである二柱の神と共に行く事を決めたらしい。

 

神奈子「出雲、これは私たち個人からの頼みだ。・・・・・・・・・早苗と、友達になってくれないか」

 

出雲「いいですよ」

 

諏訪子「突然こんなお願いされても・・・・・・え?」

 

出雲「というより、お願いされるまでもない気もしますけど」

 

神奈子「えっと・・・・・・てっきり困惑するものだと思ってたんだが」

 

出雲「なんでですか?誰かと友達になるのに理由はいらないでしょう?それに外から来たなら色々話合いそうですからね」

 

神奈子も諏訪子も呆然として出雲を見ていた。ここまで器の大きい人間(半妖)を見たことなど一度もないからだ。

そして次第に笑みがこぼれた、この目の前の少年は武の才もあり博識でいて海のように広い器を持っている。

世の中の人間がすべてこうであったらと思わずにいられなかった。




次回予告

出雲「だからさ、改めてよろしく」

早苗「・・・・・・・はい、こちらこそ」

心に影を落とす少女に彼は手を差し伸べる

神奈子「出雲・・・・・・いっそ早苗を嫁にしないか?」

早苗「神奈子様!!」

守谷神社で親睦を深める

諏訪子「あそこか~・・・・・・・とりあえず死なないで」

出雲「え!?」

次の目的地は!?


次回、第44話「常識に囚われない巫女」
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