東方幻妖録 第1部《大妖転生篇》   作:ハマトラ

49 / 49
タイトルの通りあの子がやらかしてくれます、はい

まだ長く書けそうに無いので短めです


第46話「桜と辻斬り」

護符の力で飛ぶこと数時間、青空に歪みを見つけた出雲はここが冥界の入口だと解り歪みの中に入っていった。

入った直後、頭上に地面があり、護符も効果が切れて背中から落ちる。背中の痛みに耐えて起き上がると長く続く階段と灯籠が並んでいた。

 

出雲「白玉楼は・・・・・・・・この先か」

 

出雲は先の見えない長い階段を数段飛ばしで一気に駆け上がる。

かつて部活の基礎トレーニングで近所の神社の石段を使ったダッシュを思い出しながらただひたすら階段を登っていると、出雲の視界の端を何かが過ぎった。

それは、今の季節はすでに新緑に彩られているはずの桜の花びらだった。

 

出雲「今夏、だよな?なんで・・・・・・・」

 

出雲は階段の先を見上げる、そこには桜並木とその奥に立派な屋敷があった。

 

出雲「あれか?随分とデカいな・・・・・・・・・っ!!!」

 

出雲が背後からの殺気に気付き身を屈めると、丁度首のあった位置を銀閃がはしった。すかさず迫る斬撃抜刀した鬼哭で防ぎ、後方へ跳び退く。

 

??「ほぉ、完全に死角を突いたつもりでしたが・・・・・・・」

 

襲撃者は抜刀した一本と腰の一本の二本の刀を持つ白髪の少女だった。そのすぐ傍には霊魂の様なものが浮いている。

 

??「侵入者にしてはやりますね、一部例外な化け物を除けば大体今ので首を撥ねてるはずですが」

 

出雲「いや侵入者って・・・・・・・まだ屋敷にすら入ってないし不法侵入する気も無いから」

 

??「侵入者は皆同じ事を言います。それにあなたが本当に侵入者じゃないかは斬れば解る事です!」

 

出雲「どんな理屈だよ!!」

 

少女はもう一本の刀を抜刀すると出雲に斬りかかった。

 

 

 

戦闘BGMイメージ~FF13より「閃光」~

 

 

??「妖怪の鍛えしこの剣に、斬れぬものはあんまり無い!!!」

 

出雲「あんまりかよ!!」

 

少女は両手の刀を振るい、出雲は鬼哭と創った小太刀で迫る剣戟を防いでいく。宙を舞う花びらが四つに裂かれ地面に落ちた。

幾度と無く刃を交え、距離が空くと飛び道具と弾幕を撃ち合う。

弾幕が土煙を作り、目隠しとなっている隙に出雲は弓と矢を三本創りつがえる。同時に射られた矢は土煙を突き抜けて少女を襲い掛かる。

少女を驚愕の表情を浮かべて迫る矢を斬り落とす。そして何かが土煙の中から飛び出した。それを出雲だと思った少女はそれに斬りかかる。

しかし、それは出雲の使っていた弓だった。弓は真っ二つに斬られてガラス片の様に砕け散った。

 

??「なっ・・・・・・・じゃあ彼は!!?」

 

出雲「こっちだ!」

 

出雲は背後を取って鬼哭を峰打ちで横薙に斬り払う。確実にとったと確信した時、予想外の事が起こった。

少女が二人になって、出雲の刀を防いだ。さらに思考が止まったところをもう一人が追撃する。我に返った出雲はぎりぎりで避けると、苦無を数本飛ばして後退する。

 

出雲「分身?いや、それにしては質感が・・・・・・・・」

 

妖夢「彼女は私の半身です。普段は霊魂の私、私は半人半霊の庭師。名は魂魄妖夢、あなたを斬るものの名です!」

 

二人となった少女、妖夢はそれぞれ刀を構えて同時に出雲に斬りかかっていった。




妖夢って常識人だけど話聞かない残念な子ってイメージが強いんですよね~
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。