東方幻妖録 第1部《大妖転生篇》   作:ハマトラ

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前回までのあらすじ

ごく普通の高校生、月神出雲は部活の先輩の闇討ちを受けて崖から落ちてしまう。
そんな彼が次に目を覚ました時、そこは「幻想郷」と呼ばれる結界で隔絶された場所だった。
保護してくれた少女、アリスの導きで結界を管理する博麗神社に向かう。
そこで出会った妖怪の賢者、八雲紫の口から語れたのは出雲はある神格級の大妖怪の生まれ変わりでその魂の持つ妖力を受けて妖怪化しているというものだった。
そしてそれは外の世界と、家族や友人たちとの別離を意味していた。
一時期は失意のどん底にいた出雲だったが、アリスの励ましもあり幻想郷で生きていくことを決めた。
博麗の巫女、博麗霊夢の助力を得て弾幕や能力の扱い方を身につけた出雲は自分のやりたい事を見つける為に幻想郷を巡る旅に出るのだった。


第1章 忍び寄る異変
第5話「妖怪寺の驚かし屋」


出雲視点

 

皆さんこんにちわ、石仮面も被ってないけど人間やめてしまった月神出雲です。

突然ですが、俺は今どうすればいいか迷っています、というのも・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「・・・・・・・・ぐす・・・・・・ひっく・・・」

 

今俺の目の前で傘を持ったオッドアイの女の子が座り込んで泣いてしまっています。

どうしてこうなったのか、それは時間を30分程遡ります。

 

 

————30分前

 

出雲「・・・・・・・・・まいったな・・・・・迷った」

 

俺は博麗神社を出てすぐ出てくる妖をあしらい斬り捨てながら道を見失い完全に迷子になっていました。

それというのも・・・・・・何故か青いつなぎを着た妖が鼻息荒げながら迫ってきたからで、当然逃げましたよ?だって弾幕撃っても気持ち悪い反応するんだもん、誰だって恐怖を覚えるよ。

しかも逃げたら逃げたでアスリート走りで追いかけてくるし、人間やめてなかったら捕まっていた・・・・・・・

とまあそんなわけで恐ろしい(ある意味)妖の魔の手を逃れたものの、完全に道を見失ってしまったわけです。

あんなのが徘徊している以上野宿なんて選択肢はありません、せめて霊夢の行っていた人里に着けばいいけどいつの間にか日も傾き夕方、奴のせいで大分森の中をさまよっていたようだ。

 

出雲「・・・・・ん?」

 

そんな時、茂みを抜けるとやけに整備された道に出た。その奥に何やら大きな寺?が見えてきた。

 

出雲「よし、とりあえず今日のところはあそこに泊めてもらおう」

 

そう思い建物に足を向けた時————

 

 

??「うらめしや~!!」

 

茂みから変な唐傘を持った女の子が出てきた・・・・・・・驚かそうとしてるのかな?全然怖くないんだけど、とりあえず正当防衛ってことでストックから拳銃を出して銃口を突き付けたら泣いてしまい今に至るわけです。

まさか銃でこんなに怖がるなんて・・・・・・・・・

 

出雲「えっと・・・・・・・その、ごめん。そんなに怖がるなんて思わなかったんだ。撃ったりしないから泣かないで」

 

??「・・・・・・・・本当?」

 

・・・・・・・・そんな上目遣い気味に見ないでくれ・・・・・・・罪悪感が2倍増になるから・・・・・

 

 

??「あちきは唐傘お化けだから人を驚かせなきゃいけないの・・・・」

 

出雲「それで茂みに隠れて誰か来るのを待っていたわけか、どうせなら人のいる所でやればいいのに・・・」

 

??「それが・・・・・人里の人誰も驚いてくれなくてむしろ和まれて・・・・・里の子供たちからは面白がられ、山の神社の巫女には『骨まで砕けろぉ!!』とか訳わからない事言いながらボコボコにされて・・・・・」

 

・・・・・・・・・なんか聞いててこっちまで悲しくなってきたぞ、この子どんだけ可哀想な日々送ってるんだよ・・・・・・

 

出雲「とりあえず立てる?俺は月神出雲、君は?」

 

小傘「あちきは多々良小傘!」

 

出雲「じゃあ小傘、とりあえず一度帰ってちゃんと作戦立ててから驚かした方がいいよ」

 

小傘「!その手があった!!」

 

考えてなかったのか・・・・・・・小傘は喜々としながらどこかへ行ってしまった。

何故か、不安しか残らない。気を取り直して俺は奥の建物に向かった、こんな所でぼさっとしてたらいつ奴に見つかるか・・・・・・

 

 

出雲視点終了

 

 

すっかり日も沈んだ時、出雲は寺の前まで来ていた、立派な門構えの上に寺の名前が書かれていた。

 

出雲「みょう・・・・・・れんじ?」

 

『命蓮寺』と書かれた札の前で読み方は合っているか考えながら出雲は寺も門を叩いた。

 

出雲「すみません!旅の者です!!誰かいませんか?」

 

程なくして、門が軽く開き中から左右異なる羽?の少女が出てきた。

 

??「・・・・・・誰?入門なら悪いけど日を改めて来てくれる?」

 

出雲「えっと、俺は月神出雲。色々あって幻想郷中を旅してるんだ、夜に出歩くのも危険だしもしよければ一晩泊めてほしいんだけど」

 

ぬえ「ふうん、変わってるわね。私は封獣ぬえ、ちょっと待ってて。聖に聞いてくる」

 

ぬえはそういうと寺の中へ戻っていった、暇になった出雲が霊夢から渡されたスペカの素の一枚を取り出して新しいスペカを作っていると再び門が開いた。

しかし誰も顔の見せず、開いた門の間に顔をのぞかせるとそこにいたのは・・・・・・

 

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛~」

 

バイオハザードに出てきそうなゾンビだった。

 

出雲「わああああああああああああああああ!!」

 

出雲は薄暗闇のゾンビというホラーな光景に悲鳴をあげて腰を抜かしていると、ゾンビは笑いながらその姿を少年に変えていく。

 

?「ははははは!お前いい驚き方するな!!」

 

出雲「・・・・・・!・・・・・・?・・・・・・・!?」

 

何が起こっているのか解らず混乱していると、後ろから伸びた手が少年の頭を鷲掴みにした。

 

?「幻?お客を驚かすなって何度言ったらわかるのかしら?えっと君、ウチの弟がごめんね。ちょっと待ってて」

 

それだけ言うと手の主は幻と呼ばれていた少年を引っ張って門を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

?「いや~姉さんは冗談きついな~・・・・・・・・・ってあれ、なんでそんな物騒な物持ってるの?ちょっ!ストップストップ!!死ぬ!普通に死ぬからぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

 

直後、何かが肉を潰すような音と同時に劈くような断末摩が聞こえてきて、出雲は自然と合掌していた。

 

 

 




出雲「そういえば作者、こっちではコラボ募集やるのか?」

それなんだけどさ、実は例の強制非公開されたコラボ先の人の作品確認出来なくて多分いくつかのコラボ書けそうにないかもしれない・・・・・・俺としては折角コラボ受けてくれた方たちを切り捨てるようなことしたくないんだよ・・・・・・・

出雲「アンタコミュ障ヒドイけどそういう所大事にしてるからな」

とりあえず、今回のコラボは大丈夫だけど・・・・・・

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