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最初は照れ隠しだったのだろう。
矢澤と付き合いはじめて2年がたち俺たちは3年生になった。アイドル研究部は今だに部員が矢澤だけだった。それでも彼女はアイドルになることを諦めず部活動を続けていた。そんな中、彼女の元に1人の女子生徒が現れた。高坂穂乃果だ。
共学化され、女子校の時に比べれば少しはましになったものの、音ノ木坂学院は相変わらず経営困難だった。そして、ついに廃校が決まってしまったのだ。それを救うため立ち上がったのが彼女、高坂穂乃果。今流行りのスクールアイドルに乗っかり、学校を救おうと考えたのだ。
矢澤は高坂穂乃果が作ったu’sというグループのメンバーに入ってくれと頼まれていると俺によく自慢していた。
彼女自身もu’sに入りたいのだろう。けれど、恥ずかしさで返事をあいまいにしていた。
そんな中ある日、お昼ごはんを早急に食べるやいなや矢澤は俺に
「私、やっぱりu’sに入る。あの子たち私が必要みたいだからさ」
彼女はそういうと弁当をたいらげ2年生の階に向かった。心配だった俺は矢澤に付き添うことにした。矢澤も最初は嫌がっていたが渋々承諾した。
階段を降りる途中、矢澤は笑顔だった。スクールアイドルとはいえ、やっとアイドルになれるのだ。嬉しいのだろう。2年間何も出来ずにいたことを知っていた俺も自分のことのように嬉しくてたまらなかった。
しかし、笑顔はすぐに崩れた。
2年生の階に向かう途中に、生徒会室からu’sのメンバーが出てきた。
「いやーよかったにゃ。これでアイドル研究部に入る必要もないにゃ。」
「矢澤先輩も乗り気ではなさそうでしたし、わたくしもこれで一安心ですわ。」
彼女らはそういうと生徒会の前を後にした。
しばらく沈黙が続き矢澤は口を開いた。
「私が必要じゃなかったんだ。。。」
生徒会で親交のある東城に話を聞いたところ、どうやらu’sは部活を作りたかったのだが、アイドル研究部という類似した部活があるため却下されてしまったようだ。矢澤のことを以前から心配していた東城は気をきかせて、矢澤の部活に入ることを勧めたらしい。
しかし、矢澤がなかなか入ってくれなにのにしびれをきらし、再び生徒会に抗議したところ、”それなら。。。”とスクールアイドル部が承諾されてしまったようだ。
それからのu’sの快進撃は凄かった。生徒会の絢瀬絵里、東城希をメンバーに加え、次々とライブをし確実にファンを増やしていった。
矢澤はu’sに入りたいと俺によく言っていた。しかし、プライドが高い彼女には難しいことなのだろう。
そして、矢澤がメンバーに加わるとこなくu’sはラブライブ本戦に駒を進めた。