ISカグラ‐雷光の担い手‐   作:灰音穂乃香

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久々に


第七話 『選出』

IS学園1年A組…原作では一夏や箒、セシリア、本音、簪が所属しており朔乃とアリアが所属するのもこのクラスだ。

 

「さて、授業を始める前に決めることがある」

 

教壇の上に手をついて千冬は言葉を紡ぐ。

 

「再来週に行われるクラス対抗戦に向け、クラス代表を選出しなきゃいかん。

 

誰か推薦するものはいるか?自薦でも良いがな」

 

『今回は拙者の出る幕はござらんなー』

 

等と一人心の中で呟く朔乃。

道元を含む悪人達が転生してきた影響か原作版とはいくつか食い違いう出来事があったりする。

 

「はい!織斑君を推薦します!」

 

そう言って一人の女子が手を挙げる。

 

「確かに織斑君、専用機持ちだしねー」

 

等と朔乃の後ろの女子が呟く。

その最たるものが一夏が専用機…即ち、白式を持っていることであった。

 

「えっ?俺!?」

 

っと、呆けた表情で自分を指差す一夏。

 

「そんなの納得いきませんわ!」

 

そう言って立ち上がったのはセシリアだ。

 

「そのような選出は認められませんわ!大体、男がクラス代表なんて恥さらしも良いところですわ!

このセシリア・オルコットにそんな屈辱を一年間も味わえとおっしゃるのですか!」

憤慨した様子で言い放つセシリア。

 

「実力からすればこの私がなるのが必然的―」

 

「実力?馬鹿を言うのは止めなよー」

 

そう言ってセシリアのセリフを遮ったのは一夏では無く朔乃の右隣に座る本音である。

「ふっふっふっー」っと笑みを浮かべながら本音は立ち上がる。

 

『何かいやな予感がするでござるよ…』

 

そんな不安混じりの朔乃の心情なでは知らないとばかりに本音は続ける。

 

「そう言う戯れ言を吐くならばこの朔ちゃ…じゃなかった、影宮朔乃君を倒してからにしやがれー」

 

そう言いながら本音は朔乃を推薦する。

 

「影宮君?」

 

「強いのかなー?」

 

本音の推薦に疑問の声を上げる他の面々。

 

「強いよー、何たって入試では織斑先生と引き分けた位だもん!」

 

「えっへん」っと自分の事のように胸を張る本音。

 

「あの千冬様と?」

 

「確か布仏さんって生徒会に所属してるんだっけ?

っとなると情報源は確かなものだよね?」

 

ガヤガヤと声を立てる女子。

 

『何て事を言ってくれるでござるかー!!』等と心の中で絶叫する朔乃。

 

「へえ…あの千冬姉と…」

 

そう言いながら一夏が関心したような視線を向ける。

 

「良いですわ!二人まとめてこの私が叩き潰してあげましてよ!」

 

一方のセシリアは怒髪天をつくかの勢いで宣言する。

 

「決まりだな…」

 

笑みを浮かべて千冬は言葉を継ぐ。

 

「試合日時は今から一週間後!織斑、オルコット、影宮の三人のバトルロイヤル形式だ!」

 

『ああ!もう!!どうにでもなれでござる!!!』

 

等と半ばヤケになって心の中で叫ぶ朔乃だった。

 

 

 

 

「はぁ…」

 

「気乗りしないの?」

 

深いため息を吐く朔乃にそう尋ねたのはルームメイトである簪だ。

 

「拙者としては純粋に試合を観戦したかったのでござるがな…まっ、決まったからには全力全開で行くでござるよ」

 

「うん、頑張って」

 

にっこりと微笑んでそう言った簪に気合いを入れる朔乃であった。

 




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