転生したけど人生ってままならぬ   作:nocirol

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プロローグの次。第一話。の筈。

牧野(まきの) (ゆず)。転生して始めに得たもの。いや、神様の所とか体とかそう言ったのを含めないでの話だが、取り敢えず、まあ、転生して一番最初に貰ったもの。所謂名前。私の名前である。

 

女の子である。女の子である。美少女である。とても大切な事なので数回言わせて貰った。

 

説明としては転生をした少女。その一言で十分なのだが、一応人間と言う者なので更にオプショナル的な設定が付いている。

 

年齢は10歳。黒髪ロング黒目の美少女である。身長は回りと相対的に見ても低め。スタイルなど、この歳で張る物など無い。兄弟姉妹はいない。母親は自分を産んだ数日後に死亡。()()()()()()()()()()()。何か事件があり、解決はしたのだがその内容は私の知らず所にある。転生の事を知る人物はいない。大人びた子供、と言う印章を持たれている。

 

この位、だろうか。ああ、後もう一つ。私を自分で語る上で一つ外せないものがあった。

 

チート持ちである。此ばっかりは譲れない。いや、誰かと争ってる訳でも無いけど。

 

幼稚園は辛かった。回りのレベルと合わせる事は難しい訳では無いのだが、其れが子供で、更に中身が大人だった自分に取っては其れはもう地獄と言える程だった。そのお陰で友達は居ない。仕方ない。

 

肉体や、精神的には乳児時代が辛いのだが、人との関わりが有るだけでこんなにも難しいのだと、想像すら出来なかった。相談を出来る人物が居なかった、と言うのもやはり理由になるだろう。

 

その甲斐あって?小学校に入って、やはりと言うか、当然と言うか、クラスで浮いて、はみ出し者と言う評価を同級生先生はたまた同級生の親にまで頂いた。それでも虐めが無かったのが幸いだが。

 

まあ、前世の知識が有る為に成績は良いし、片親、それも父も忙しい人間だから人付き合いもしなくて良い。しかし、運動神経は余り良くないが其れでも何とも言われないレベルではある。

 

そもそもこの学校、強いては麻帆良が可笑しいのだが、それは『ネギま!』と言う世界を創作の世界として知っている私にとっては知っていた事なので余り驚きは無いが、其れでもやはり可笑しい人間が多い。

 

と言うか髪がカラフルなんだよコイツらは。目に悪い。

 

それに回りが可笑しいから回りからの自分の評価も可笑しいのだ。この前小耳に挟んだのだが、学内で私は『無情姫』と呼ばれているらしい。なんだ、無情姫って。虐めか!?

 

そもそも中身はこんな残念な奴なのだ。其れが何が無情姫だ。恐らく回りと絶対的に関わらないとか関わっても態度が非情であるとかだろうか。

 

……どう考えても自業自得なのだが、やはり恨まずにはやってられないし。うん。私のせいじゃあない。

 

 




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