六年前 マグノリア
「兄ちゃん! S級クエスト連れていってくれよ!」
ナツはゼオンのところに駆け寄りS級任務に連れていってくれる様にお願いをすがそこはやはりゼオン
「断る。」
考える暇も無く拒否をしてクエストに行こうとするがナツも粘る。
「良いだろ!ラクサスは付いて行って行ってるんだし!」
ナツはゼオンのS級クエストに付いて行っているラクサスが羨ましいらしくしつこくお願いし続け遂に折れたゼオンが自分から離れないという条件で付いてくる事を認めた。
ゼオンとナツは今立ち入り禁止になっている険しい山に来ている。
「ナツ俺から離れるなよ。」
ゼオンは後ろをくっついているナツを確認しながらナツの歩調に合わせ歩いている。
「ああ!ライオンから綺麗なクリスタルを取れば良いんだよな⁉︎」
ナツは自信満々に答える。
「まあ 厳密には《幻獣キマイラ》だがな。」
ゼオンはナツの に正しい答えを教えるが突如地面が盛り上がる。
「ナツ!」
ナツは割れた地面に落ちていきそうになるがゼナツの腕をゼオンが掴み胸の中に引き寄せ後ろに大きく回避する。
「ガオォォォォォ!」
地面から現れたのはゼオン達のターゲットキマイラだった。キマイラはゼオン達を威嚇するように大きく吠えゼオンはゆっくり口を開いた。
「現れたか。 幻獣キマイラ。」
ゼオンはキマイラの動きに警戒しながらもナツに注意を向けていてとても不利な状況に陥っていた。
「ナツ 動くなよ。」
ゼオンはナツの前に守るように立ちこれでキマイラの動きのみに注意を向けられるようになった。
「ガァァァ!」
キマイラは翻弄するかのように素早く縦横無尽に走っていた。だが相手が悪かった。これが並の魔導士なら平気だったろうがゼオンに常識は通用しないとマカロフに言わせたあらゆる意味において非常識なのである。
「換装。 スパイラルアーチャー。」
スパイラルアーチャーを換装したゼオンは弓を構え風の矢を魔法で創り出した。
「 ウィンド アロー。」
ゼオンが放った風の矢はキマイラの体を貫きキマイラは倒れた。
「ナツ。とってこい。」
ゼオンはすぐ後ろにいるナツに命令しナツはキマイラの体にあるクリスタルをとり戻ってくる。
「兄ちゃんこれで良いんだよな?」
ナツはゼオンにクリスタルを見せながら聞いた。
「ああ。戻るぞ。」
ゼオンはナツの持つクリスタルをとり依頼人に渡しギルドへの帰路についていった。
「なあ 兄ちゃん!また連れて行ってくれよ。」
ナツはゼオンにお願いをするがゼオンは危ないからと断った。ただし強くなったら連れて行くとも言った。ナツは結局あまり活躍出来ずに終わったが次に行く時までに絶対強くなると意欲を燃やしていた。
次から戻っていきます。