フェアリーテイル 戦いの果てに待つもの   作:NAGI

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前回の続きです。


エーテリオン投下

ゼオンは暴走したゼルルを左手で殴り飛ばすがゼルルは体勢をすぐに戻した。

『グルルルルッ!』

今のゼルルはまさに獣だ。

しかしゼオンは動じず両手に赤いグローブを換装しオレンジ色の炎を灯した。

「さて 久々に使うからなあまり手加減は出来ないぞ。」

そしてゼオンは一瞬でゼルルの後ろに移動し蹴りを喰らわしゼルルは吹き飛ぶ。

だが獣のようになっているゼルルにはあまり効果はなかった。

『アオオオオオ!』

ゼルルが空に向かって大きく吠えると体に白い狼のような体毛と尻尾が生えた。

さらに手にも普通だった爪が伸び鋭い爪になり顔も狼に変化した。

その姿は人狼という他ない。

「本当に理性を失った獣だな」

ゼルルは身を低く屈め獲物のようにゼオンを見つめる。

『グルルッ ガアッ』

ゼルルは高い瞬発力を生かしゼオンの前に跳び鋭い爪で切り裂こうとした。

だがゼオンはそれよりさらに速いスピードでゼルルの後ろにまわり回し蹴りを喰らわしゼルルの体勢を崩した。

ゼオンは両手を重ねゼルルに照準を合わせ炎の球体を収束させる。

「ハアッ マキシマムサンシャインバースト」

収束した炎の球体を波動の様にして放出しゼルルは血を流しながらも立ち上がる。

まるで戦う事だけしか頭に無いように。

「 しぶといな まったく 仕方ない 《チェンジリングモードレイン》」

ゼオンは少しダルそうにリングに魔力を込めた。

するとオレンジ色だった宝石は水色の宝石に変化した。

「少しは落ち着けよ。《アクアレイジング》」

ゼルルは水で創られた渦のような槍によって壁の向こうまで吹き飛ばされ姿も元に戻った。

終わってみればゼオンの完勝であった。

「ふうっ まったく面倒だったな。 しかし四百年前に城にいた最高の錬金術士 ヴェルに竜の鱗と爪等で造って貰ったドラゴニックリング やはり使いやすいな。まあ 一応感謝はしておこう。」

そしてゼオンは最上階目指し走っていく。

ジェラールを闇の誘惑から解放するために。

自らの弟の幻影から開放する為に命を懸けて

 

一方最上階ではナツ、エルザvsジェラールの戦いが行われていた。

しかし既に評議員の所有するエーテリオンが楽園の塔に投下されようとしていた。

「クックック ハッハッハッー! もうすぐ此処にエーテリオンが投下されるぞ。」

ジェラールは愉快そうに狂気を含ませながら笑った。

 

そして遂に

 

上空から楽園の塔に

 

エーテリオンが投下された。

 

しかし投下されたエーテリオンは魔水晶(ラクリマ)となり塔の中にいる人間達は無事だったのだ。

 

遂に楽園の塔編は最終局面!勝つのはフェアリーテイルか⁉︎それともジェラールか⁉︎そしてゼオンはジェラールを解放する事が出来るのか?

 

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