「さて あまり時間は掛けたくないんでな。」
(黒のドラゴンフォースは今の力では不死身といえどかなりな負担が掛かるしな。黒の力ではないドラゴンフォースでいくか。)
「ならどうする?」
「こうするのさ、ドラゴンフォース《モード サラマンダー》」
ゼオンが発動したドラゴンフォースはナツのドラゴンフォースと目が赤く変色した事を除けば完全に同じだった。
「ドラゴン フォース だと⁉︎」
ジェラールはゼオンがドラゴンフォースを発動できた事に驚愕し警戒する。だが•••••
「今の俺はかなり機嫌が悪い さっさと消えろ。」
ゼオンは目にも留まらぬスピードでジェラールの頭を掴み地面に叩きつけ下の階に行く。
「何!だが、流星(ミーティア)」
ジェラールは高速のスピードで上の階に戻って行く。それに対しゼオンは背中に炎でドラゴンの翼を形成して上の階に戻った。
「くっ ならば これでどうだ!」
ジェラールはアビスブレイクをゼオンに向かって放とうとする。
「喰らえ! 」
それに対しゼオンは掌を前に出しオレンジ色の明るい光線を放つ。
「愚かな 魔竜神の波動」
ゼオンの放った魔法はジェラールの放った魔法を打ち消しさらにジェラールに直撃しジェラールは地に伏せた。
「ぐっ ゼレフ待っていろ 五年で蘇らせてやる。その時こそ貴様の最後だ 終焉のゼオン!」
ジェラールはよろめきながらも立ち上がりその場から去ろうとする。
「残念だったな。」
だがジェラールは立ち去る事ができなかった。
「何! グワァアアアアア!一 体 何 が•••••」
ジェラールの体から黒い煙が出きた。ゼオンはそれを一つにまとめジェラールは倒れた。
「不愉快だ早く消えろ 炎魔の激昂!」
ゼオンは火の滅悪魔法でジェラールを操っていた元である黒い煙を消滅させた。
「うっ 」
「目醒めたか」
ジェラールは自分の犯した罪を確認するように自らの手の平を見つめる。
「そうか俺は•••••」
「ああ だが そんな悠長にしていられないぞ。」
既にエーテリオンは崩壊を始めこのままでは中にいる者達だけでなく外にいる者達も危険だった。
「ああ 分かってる。これだけで罪を償えるとは思わないが俺がエーテリオンを止める。シモンを頼む。」
「まったく・・・まぁ、此奴は任せろ。命は救ってやる。」
「そうか、ありがとう。」
ゼオンはシモンを肩に担いでどこかへ飛んで行った。それと同時にエーテリオンは崩壊しジェラールはエーテリオンと共に姿を消したジェラールによって皆の命は確かに救われたというのは事実だ。だが皆に残った爪痕は大きかったという事もまた事実だった。
そしてそれから四日シモンを担いで飛んで行ったゼオンは一度シモンをウルティアに預けてから皆のところに戻りミリアーナ達を見送った後 ある孤島の病院に来ておりそこの待合室でウルティアと会っていた。
「そう やっぱりジェラールは」
「ああ だが腑に落ちない。 何故ジェラールは悪魔にならなかった。五年以上経っているならエーテリアスのような本当の悪魔になっている筈だ。」
ゼオンは残った疑問を考えていたがその疑問にウルティアが答えた。
「それは思いの力じゃないかしら。」
「人間はやっぱり分からないな。」
「あら 不死身とはいえ貴方も人間でしょう。」
「王になる前に俺は殆ど人間である事を辞める事になってしまったからな。 」
ゼオンは一度懐中時計を見て時間を確認してからウルティアと病院を出る。
「そろそろ ギルドに戻るか。 ウル お前はこれからどうする? なんなら俺らのところに来ても良いんだぞ。」
「私はしばらく闇ギルドの情報を集めるわ。 もうマスターハデスには悟られているだろうからあそこには居れないけどね。」
「そうか じゃあな」
ゼオンは竜の翼を展開しフェアリーテイルへと戻って行く。
「ええ また」
そしてウルティアも闇ギルドの情報を集める為何処かへ立ち去りゼオンと再開するのはもう少し後の事になる。
そしてフェアリーテイルは御家騒動がもうすぐ起きる事になるのだがこの時点ではまだラクサスと雷神衆以外は誰も知らなかった。
次の話の後ぐらいからバトル・オブ・フェアリーテイル編に行きます。