今ナツ達が来ているところはハルジオン。此処にはある目的の為に来ているのだ。ナツは親のような存在であるドラゴン イグニールを探しに、ゼオンはある凶悪犯の逮捕。
「おい、ナツいつまでノックダウンしているんだ?行くぞ」
列車から降りると顔を青くして地面に寝転がっているナツに視線を向ける。
「分かってるって兄ちゃん。でもよぉ〜」
このままでは埒が開かないと考えたゼオンはクエストを果たすために最も有効な嘘を言う事にした。
「あそこにイグニールがいるぞ」
「え!何処だよ兄ちゃん⁉︎」
すぐに起き上がるナツはキョロキョロと辺りを見渡すがドラゴンが人がいる街にいる筈がない。
「あっちだ」
適当な方向を指差し教えるゼオン。
「おっしゃー!こっちだな!」
そう言うとゼオンが指差した方向へ走っていくナツとハッピー。
「(よし。かかったな。 これでクエストに集中できる)」
ナツを邪魔者扱いして何気に酷いゼオンである。
「(あいつがいると物が必ず壊れるからな。それに金を出すのは俺だ)」
訂正。かなり酷いゼオンであった。
場所を移しナツ
「ねえ、ナツゥ」
「ん?何だ、ハッピー?」
「本当にいるのかな?イグニール」
「兄ちゃんがいるって言ってんだいるだろぉ」
ゼオンの嘘に踊らされているとは思ってもいないナツは憐れな程意外と素直らしい。
「きゃー!サラマンダー様よ‼︎」
「サラマンダー⁉︎それって⁉︎」
「あい。イグニールだね」
ナツは人混みの中を潜り抜ける。そしてイグニールに会えると思い顔を上げる。
「イグニール! イグニール!」
だがいたのはイグニールではなくキザな男だった。
「あれ!イグニールじゃねえ。お前誰だ⁉︎」
「サラマンダーって言えば分かるかな?」
「いいや。知らねえ」
ピクッとサラマンダーと名乗った男の額が動く。かなり堪えたようである。それを聞いていた彼のファンたちはナツに敵意を持って詰め寄る。
「まぁ。彼だって悪気がらあった訳じゃ無いんだ。許してあげたまえ」
「サラマンダー様に感謝しなさいよ!」
ナツは心の中でこう叫んでいた。
何がなんなんだ⁉︎と
「君にはこの僕のサインをあげよう」
「いらねえ」
そう言ったナツをぐちゃぐゃにするファンらしき女性達。
「大丈夫かな、ナツ?」
そう言いながらもそこから動こうとせずに静観するハッピー。
ファンの人たちから追い出され頭をさするナツにハッピーが駆け寄る。
「大丈夫、ナツ?」
「くっそー、何なんだあいつら⁉︎」
「本当よね!」
ナツの言葉に同意した第三者の人間。金髪の女性。さっき一人だけファンの中に加わっていなかったのだ。
そして店でただいま現在進行形で食事中のナツとハッピーとルーシィという女性。
ルーシィがいうにはあの男は魅了(チャーム)という禁止されている魔法を使っているという事それの感謝の印みたいなものという事で食べてくれとの事。
ルーシィの誰も聞いていない話はこんな感じだ。
ある入りたい憧れのギルドがある。
そしてそこで働きたい。
滅茶苦茶すぎる。
それを熱弁していたルーシィに話半分に聞いて食事に集中していたナツとハッピーも呆れ顔だ。ルーシィが食事代を払ってくれるとら聞いて土下座をして感謝するナツとハッピー ルーシィは恥ずかしそうである。
そして夕方
ルーシィはベンチに座りながら週ソラを見ていた。
「えーと何々、町を一つ壊滅⁉︎ やりすぎー!って嘘⁉︎噴火した火山を一つ消滅⁉︎この人本当に人間⁉︎でもいいなぁ、私もフェアリーテイルに入りたい。」
そう言いながら思いを馳せるルーシィ。誰も聞いていないと思っていたルーシィだがあの男がそれを聞いていた。
「へー君はフェアリーテイルに入りたいんだ」
「あんた⁉︎ さっきの!言っとくけど私にチャームは効かないわよ!」
ベンチの茂みから出てきたサラマンダー。だがチャームを使っていた事を分かっているルーシィは警戒を向ける。
「まあまあ、君をマスターに言ってフェアリーテイルに入れてあげるから」
「へ⁉︎本当⁉︎」
「ああ、本当だ。その代わりチャームの事は黙って置いてくれるかい。どうする?」
「わかったわ!」
サラマンダーはルーシィを船上パーティーに招待し姿を消した。その時のルーシィは偽似チャームにかかっているようであったがルーシィは気にしていない。
これが罠だとも知らずに。
次回は今回の続きです。