夜 ゼオンは依頼を受けある男を探していた。
「ここら辺か、依頼人が言っていたプロミネンスのボラがよく現れる場所というのは。ん?」
ゼオンが視線を向けた先には異常に騒がしい船があった。
「ナツ!あの野郎。まぁいい行くか」
ナツとハッピーは船上パーティーが行われている筈の船に乗り込んでいた。勇ましく空から降りたものの乗り物に弱いナツは酔ってしまっていた。しかしルーシィの星霊 アクエリアスによって港にまで移動した為、船の揺れが止まる。
「船が止まった。おっしゃー!力が湧いてきたぞ!」
「ふん。それがどうしたというんだ」
サラマンダーは火の魔法をナツに放つがナツには通用せず食べられ力に変えられてしまった。しかもまずいと言われ二重にショックを受ける。
「へ⁉︎何なのあの魔法⁉︎」
「古代魔法(エンシェントスペル)だよ。滅竜魔法竜を倒すための魔法でねイグニールがナツに教えたんだ」
ハッピーがルーシィの疑問に答えた。
「へー!それにしても竜が竜を倒す魔法を教えるなんて変ね」
そう呟いたルーシィの言葉を聞いて驚くハッピー。
「あっ。気付いて無かったのね」
「おいお前!フェアリーテイルの魔導士なんだってな」
「それがどうした?」
「おい。よーく面見せろよ。俺はフェアリーテイルのナツだ。お前なんて見たことねえぞ」
そう言いサラマンダーを殴るナツ。その顔は憤怒の表情が貼り付けられていた。
「まずいですぜボラさん‼︎」
ナツの左腕にあるフェアリーテイルの紋章を見た一人がサラマンダーに向かって叫ぶ。
「馬鹿野郎‼︎その名前で呼ぶな‼︎」
「プロミネンスのボラ、確か数年前に巨人の鼻(タイタンノーズ)から追放されたんだったけ?」
その言葉を聞いたハッピーがサラマンダー否ボラの情報を不安気味に喋る。
「あぁ、そうだ」
そこに突如現れたゼオンが同意。
「あっ!ゼオン!来てくれたんだ」
「あぁ、今な。そして俺の依頼を捕らえるように依頼を受けた相手でもある。おい、ナツさっさとそいつを倒せ。 早く殺らないなら俺がやるぞ 」
「誰⁉︎ていうか何か文字が違うんですけどー⁉︎」
「良いツッコミ要員だな」
鋭いツッコミにゼオンの中でルーシィの株は鰻登り。
「あい」
「嬉しくないんですけどー!」
「(そろそろ鋭いツッコミ要員が欲しかったしな丁度いいか)」
「火っていうのはこうゆうもんをいうんだ!喰らえ!火竜の咆哮!」
倒すには倒したが港半壊。
「倒したけどやりすぎー‼︎」
「やっべ逃げるぞルーシィ!」
「何で私も⁉︎」
「だって入りたいんだろ⁉︎フェアリーテイルに!来いよルーシィ!」
「うん!」
ナツ達が逃げる中ゼオンは船内に残っていた。
そして一つの虹色に輝いている謎の水晶を手に持っていた。
「ふっ、何でコレが此処にあるかは疑問が残るがありがたい」
ゼオンは虹色に輝く謎の水晶を手で砕き不思議な事に割れた水晶からは光が溢れその光はゼオンの体に入っていった。
「コレで後8個か。残りは何処にあるんだろうな?」
そしてゼオンは船から姿を消した。ボラを引きずって。
次回は第2話です。