フェアリーテイル 戦いの果てに待つもの   作:NAGI

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此処はフェアリーテイル ルーシィが加入してしばらくたった頃。酒を飲んでいるマカロフにマカオの息子 ロメオが父の事を尋ねていた

 

「ねえ。まだ父ちゃん帰ってこないの?」

 

「くどいぞ、ロメオ。お前も魔導士の息子なら信じて待っておれ」

 

もう何度も繰り返されているその質問に、またかというような顔を向ける皆だが、ナツの様子は違った。先程来たばかりの為、初めて聞いたのだ。聞き耳を立てて聞き逃さないようにしていた

 

「でも三日で帰るって言ってたのにもう一週間も帰って来てないんだよ」

 

泣きそうな顔をしているロメオにマカロフは確認するように言う

 

「マカオは確かハコベ山で仕事じゃったな」

 

「そうだよ。そんなに遠くないだろ。探してきてくれよ! 心配なんだ‼︎」

 

「貴様の親父は魔導士じゃ!自分のケツもふけねぇ魔導士はこのギルドにはおらんのじゃぁ!!家に帰ってミルクでも飲んでおれ‼︎」

 

マカオを心配しているのはマカロフも同じだが、彼は不器用のようでロメオを怒らせる結果となってしまった

 

「バカ〜‼︎」

 

「グヘェー⁉︎」

 

ロメオは涙を流しながらマカロフの顔面を殴りギルドを出て行った

 

「厳しいんですね」

 

「まぁそうは言ってもマスターが一番心配してるんだけどね」

 

ナツは先程まで手に取っていた依頼書をクエストボードに叩きつける。それをクエストボードで依頼を探していたナブが抗議す

るが無視しギルドを出て行った

 

「マスター。ナツのヤベェんじゃねえか?」

 

「あいつ、助けに行くつもりだぜ」

 

「そんなことしてもマカオの自尊心を傷つけるだけなのにな!」

 

それらの言葉を聞いてマカロフはキセルを咥えながら笑う

 

「放っておけ。餓鬼どもが決めた道じゃぁ」

 

「ふっ。さて、俺も仕事してくるか」

 

そう言いゼオンは出口に歩いて行く

 

「どんな仕事じゃ?」

 

「子守だ」

 

ゼオンはギルドを出て行きある所に向かった

 

 

ロメオは公園の階段のに腰掛け泣いていた

 

「うぅ。ヒック。父ちゃん」

 

「そんなに泣くなロメオ」

 

「ゼオン兄」

 

ゼオンはロメオの隣に座りロメオの頭を撫でる。子供の子守の経験はない。そもそもある筈がない。しかし、ナツのおかげで子供にどうすればいいのかは分かっている

 

「俺のせいだ。 ヒック。俺があんな事を頼むから 」

 

「大丈夫だ。マカオは帰ってくる。 お前がいるからな」

 

「俺がいるから?」

 

ロメオは顔を上げてゼオンを見つめる。どうしてか分からないという顔をしているロメオに優しく設明をする

 

「あぁ。 家族には悲しんで欲しくない。笑っていて欲しい。そして無事でいて欲しい。 お前はそう願った。それはマカオも同じ気持ちだろう。それにあいつは何かを守りたいと強く願った時の方が強いしな」

 

まあ、それはギルドの殆どがそうだろうがとゼオンは考えているがそれは今、言う必要もない。そう判断して言う事はなかった

 

「何それ意味分かんないよ」

 

「今は心に留めて置くだけでいい。 だが覚えてはいろ」

 

「うん」

 

「来たようだぞ」

 

ゼオンの視線の先にはナツ達がおりマカオはナツに支えられて歩いているが大丈夫なようだ。マカオの姿を見ると一目散に駆け寄るロメオ

 

「父ちゃん! 」

 

「心配かけちまったなロメオ」

 

涙を拭き、笑顔を見せるロメオに自然と彼らも安堵していた

 

「いいよ。だって俺は魔導士の息子だから」

 

「ナツ兄! ゼオン兄!ハッピー!ありがとう!ついでにルーシィ姉もありがとう!」

 

「私の扱い酷くない⁉︎」

 

「諦めろ。 それがツッコミ役の宿命だ」

 

「そんなのいやー!」

 

「ルーシィ。ドンマイ」

 

「超嬉しくないんですけどー!」

 

頑張れルーシィいつか扱いがよくなる筈だ多分。

 

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