おじいさんが亡くなった。
私が能力を使っても反応がなく、おじいさんの知り合いの医者に連絡をいれ、病院に搬送してもらったが、すでに手遅れだった。
私は、人の死で始めての泣いた。
それだけおじいさんが好きだったことに気がつかなかった自分を恨めしく思うが、おじいさんはもういない。
私は、これからのことを考えなければと頭を必死に切り替えた。
始めにやらなければならないことは葬式だ。
だが、私は葬式の会場の取り方を知っている訳がないので、おじいさんが亡くなる前に、もし私が何かあったらここに電話をかけなさい。と言っていたのを思いだし、書斎から電話帳を引っ張りだした。
電話をかけるとすぐに繋がった。
「もしも、○○クリニックの○○です。ご用件を伺います。」
中年くらいの男性の声だった。
私は勇気をだし、電話の相手に言った。
「黒谷ヤマメと言います。
私の父親の黒谷千里が亡くなる前に何かあったらここにかけろと言っていたので電話をかけさせてもらいました。」
「・・・わかりました。先生がもし、自分が亡くなったらのことを言われていたので、大岸呂駅の近くで葬式をおこなう準備をしておきます。お嬢さんは学校にこの事を言って10日の休みを貰ってきてください。普通なら3日だけど、おじいさんの親族がお嬢さんしかいないからね。4後日大岸呂駅に葬式をするから、打ち合わせのために明後日大岸呂駅に来てくれないかな。」
「わかりました。」
そう言って電話を切った。
おじいさんが自分が亡くなった後も私に負担をかけないようにしてくれた気づかいに感謝し、学校に電話をかけるのだった。
〔4日後〕
おじいさんの葬式がおこなわれた。
約200名もの人が葬式に訪れ、おじいさんがここまで慕われていたことに驚いた。
皆が口々に
「惜しい人を亡くした。」
「先生の意思は必ず受け継いでいきます。」
「我々も貴方のような人になれるようにします。」
と言っていたからだ。
私はその葬式で、泣かないと決めていたが、涙が止まらなかった・・・
〔8日後〕
葬式が終わり、久しぶりに学校に行ったが、何時もは気がつかなかったあることに気がついた。
(空気が重い。私がクラスに入った瞬間にだ。あそこの女子達は私をチラチラ見ながら小言で悪口を言ってるし、誰も私と目を合わそうとしない。)
私がクラスからはぶかれていることに・・・
私は学校が終わると、走って家に帰った。
誰もいない家がとてもかなし感じた。
それからは、私は学校に行く回数が日に日に減っていった。
おじいさんが残した医学や、薬品の調合レシピを参考に薬品を作ったり、自分の妖力の強化をしたり、勉強をしたりして日々を過ごしていると、担任の女性教師から言われた。
「おめでとう。来期から貴女はE組行きよ。」
と・・・