私はなるべく人が少ない場所からデパートに突入した。
警察の特殊部隊が私を取り押さえようと私の進路を塞いだが、頭上を飛び越えて窓から内部に侵入した。
【1階】
壁に隠れながら人数を確認すると10名程が銃を手に持ち警察に威嚇射撃をしていた。
外ではこの発砲ですでに2人が死亡していた。
(内部に意識はいってないな。2階に進むかここで仕留めてから上に行くか・・・先に上に行こう。)
10名を無視して先に上に向かうヤマメだった。
【2階に向かう階段】
(誰かいるな・・・2人か・・・これを試すか。)
私はいつも私服に入っているペンのキャップを外し内部に仕込んでいた錠剤を指で砕いた。
(スモッグさんとの研究で完成した炭疽菌を錠剤に詰め込んで人に飲ませるための物だったけど・・・粉末にして空気にばらまかれたウイルスを操ることができる私はすぐに無害にできるからなー。今は感染力を強化したからもう2人に感染したな。・・・死ね。)
私が指パッチンをしたと同時に空気中とテロリスト2人の体内のウイルスを無害にしたが、テロリスト達はすでに死んでいた。
【2階】
手頃な柱の影に隠れたヤマメはフロアー内の人数を確認し6人しかいないことを確認すると1人ずつ触手や腕を使って首を折って倒していった。
異変に気がついて2人のテロリストが背中を合わせて警戒していたが、私自身が出した糸を使い胴体を上下に切り裂いて上に向かった。
【3階】
(気配は50か・・・デパートだからもっと人数がいてもいいはず・・・1人気配が消えた!?人質を殺しているの!?)
私は現状を確認するため物陰からそっと様子を確認した。
(結構な人が倒れて・・・!?陽菜乃の夫さんも倒れてる。胸から大量に血が・・・抵抗して殺されたのか・・・。)
見たくないものを見てしまったヤマメだったが気力を振り絞り、テロリストを倒すために触手を擬態化させ1本は人質を気絶させ、もう1本でテロリスト達の首をへし折った。
確認しに行くと死に損ないが私に発砲したが私の体に銃弾は当たらず絶望したのかそのまま死んでいた。
(陽菜乃は?どこ・・・。)
28人のうち18人を倒したことで安心して陽菜乃を探すことに集中していたヤマメは下から上がってくる特殊部隊に気がつかないでいた。
特殊部隊視点
1階のテロリストを逮捕した我々は非常階段を上り2階に進むとなぜか真っ黒になって死んでいる犯罪者達がいた。
気分が悪くなった我々だったが周りに気配と物音がしないことに不信感を募らせた。
警戒しながら進むと首が逆方向に向いた犯罪者が4人と真っ二つに斬られた犯罪者が2人いた。
「どうなっている・・・なぜ犯罪者達は死んでいるんだ。」
「隊長斬られた跡からして不意討ちを喰らったと思われますが不自然です。」
「厳警戒で上に進むぞ。」
私は不安で一杯だったが顔には出さず上に進むのだった。
【3階 (最上階)】
我々は不思議な声を聞いていた。
「陽菜乃・・・?どこなの。陽菜乃!」
(一体なんなんだ。)
そう思い陳列棚から様子を見ると女性が倒れた人の中を必死に名前の人物を探している姿がそこにはあった。