黒谷ヤマメの異世界旅行   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ヤマメ 32歳
雨咲 2歳


別れ

【葬儀所】〔1週間後〕

事件で亡くなった被害者60名の葬式がおこなわれた。

 

「ママ?起きて。パパ朝だよ起きて。」

雨咲ちゃんは人の死を理解していなかった。

他の被害者の親族も雨咲ちゃんの様子を見て涙を流して見ている。

 

(私は人の死を軽く見ていたのかな。おじいさんの時と同じだ。涙が止まらない・・・。雨咲ちゃんいや、雨咲にこの現実を教えるのは少し後の方がいい。・・・私の体についてもいつかは教えないといけないかな。)

 

「雨咲ちゃんこっちに来なさい。」

 

「ねーねなに?」

 

「ママとパパは違う世界に行かなくちゃいけないの。バイバイできるかな?」

 

「うん。わかった。バイバイ。」

私は凄い罪悪感を身に受けながら陽菜乃と今世の別れを告げた。

 

【習志野駐屯地】〔2日後〕

私は今後のことを松下団長と山口副団長に相談をしていた

 

「・・・週4は出てもらわないとこちらは困る。」

 

「育児が大変なことを考慮してもらいありがとうございます。週4は必ず来ますのでよろしくお願いいたします。」

と週4に勤務を減らしてもらった。

勤務中は律と電子殺せんせーが育児をしてもらうことにしたため安心して仕事ができる。

 

(今後のことを考えると仕事をやめることはできない。雨咲ちゃん・・・いや、雨咲にも我慢してもらわないといけないな。)

雨咲に我慢をさせてしまうことに心が苦しくなるヤマメだった。

 

【家】〔休暇〕

私は律と電子殺せんせーに雨咲のことを聞いていた。

雨咲はまだ眠っていた。

 

「2人からみた雨咲はどう映っているの?」

と聞くと律が

 

「私の中に感情があるなら親バカになるかも知れませんが天才の素質があります。IQが上がるおもちゃで遊んでいたときにすぐ解けてしまったのでどんどんレベルを上げたら知恵の輪を5秒で解くようになりました。力がない2歳児なので頭が良いと思っています。」

と律が言った後、電子殺せんせーは

 

「私は人を見る目があるように見えます。前にヤマメさんが公園で遊んでいたときに携帯のカメラで雨咲さんを見ていましたが、1番始めに会ったときには喧嘩をしてしまった子を付き合いが長くなるにつれて評価を変えているように見えます。天性の才能で人を操ることに特化しているかもしれません。」

私は2人の意見を聞いて今後どのように育てるか考えていた。

 

(小学校は普通のところに行かせよう。雨咲が本当に人を見る目があるなら椚ヶ丘に行かせよう。あそこに人を操る手本が2人いるし、道を間違いそうになってもビッチ先生がいるからな~。律のは参考程度にしておこう。律に感情が芽生え始めているのは前々から感じていたしな。)

と雨咲のことを考える第二の母親がそこにいた。




本文には書きませんでしたが雨咲を養子にしました。
またクラスの皆が陽菜乃とお別れをするのは次回です。
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