お気に入り10越えたために気力を振り絞りました。
〔3学期春休みの2週間前〕
エンドのE組
それは私が通っている中学校の学力についていけなかった子や、生活面に問題がある子が行くクラスだ。
別に私はどこのクラスでも、気にしていないし、人が多いよりは少なくて森の中にあるような校舎の方が妖怪としては住みやすい。他の人達はそうではないらしいが・・・
そんなこんなで私は森の隔離校舎にいた。
周りのクラスメイトの目には光りがなく、どこか諦めたような顔をしていた。
そんな彼らを必死に教えようとしている若い女性の先生が健気で仕方がない。
(前のクラスのような目線がないし、空気が清んでいて私は天国の様だと思うのにな~)
そんなことを考えているうちに、また一日が終わった。
〔夜〕
「さて、今日も頑張りますか。」
ヤマメは家の裏の竹林で技を磨いていた。
今は妖力による肉体強化で少し鍛えた男性の4倍まで強化できるようになっていた。
また、糸による立体的な攻撃の錬度を上げるために、漫画や、アニメ、軍のゲリラ作戦用の特訓を参考にしながら高速移動をしたりしていた。
しかし、ヤマメはこれだけでは何かあったときに危険だと感じ、なにか他に良いものがないか探していたが、なかなか見つからずにいた。
「今日はこれで終わり。この後はお風呂に入って、漫画を読んで寝ますか。」
現代で十数年生活したため、妖怪よりも人間らしい趣味をもつようになった。
漫画や、小説を読むことだ。
先程も話したが、参考程度であった漫画を読むことが、予想より面白かったためにハマッてしまい、寝る前の30分間に読むことが日課となっていたのだ。
〔春休み〕
あっという間に春休みとなった。
長期間の休みなので都市部まで移動して、ばらばらの店から薬品の元となる素材と日用品、服の買い出しに来ていた。
《店で扱って無い素材、薬品は通信販売で買うことにしているが》
買い物が終わると荷物を駅にあるコインロッカーに入れてから、ある場所にヤマメは来ていた。
県で一番大きい図書館だ。
家に無いような膨大な資料から自分の知りたい情報を見つけるのが図書館に来たときのヤマメの中で決めていることだった。
いつものようになにかないかと探しているとき、ある本を見つけた。
[空陸協同作戦及び物的優勢にからの大戦術]
気になったので読んでみることにした。
・
・
・
「ふー。ためにはなかったけど、私一人でやれることはなかったな。参考程度にはなったしまぁいっか。」
この本が後にヤマメを覚醒させるカギとなるとはヤマメ自身も今はわかっていなかった。