【家】〔雨咲が卒業した春休み〕
(雨咲も3年は色々あったな~。)
担任の先生から聞いた話では、雨咲派と夜神派の対決が3年になると全校を巻き込んだ争いとなったそうだ。
浅野親子もこれを利用して中学の学力を大幅に上げることに成功したようだ。
雨咲派は3年生がローテーションを組んで1、2年を1対1で教え合い、3年生は雨咲と各教科のスペシャリストで会議室を借りて自習をしたようだ。
夜神派は1、2年生の教室を借りて苦手教科を少数授業をおこない教える側の3年生もある程度の負担をかけることで全体の底上げをおこなったようだ。
結果5回のテストで雨咲と夜神君は500点をとり続け、教科別では雨咲派が、総合では夜神派が優秀な成績をとり、引き分けとなった。
(教師陣は成績が上がったから給料が上がってホクホクだってビッチ先生から連絡がきたな~。)
雨咲は進路を私と同じ高等工科高校で私みたいな現場ではなく本部の作戦幕僚を目指すようだ。
私も雨咲がしっかり進路を考えていて安心した。
〔数日後〕
雨咲は3年間の寮生活が始まるので家から出ていき、私と小傘、律と電子殺せんせーの4人の生活が始まった。
といっても私もむかしの週6出勤に戻るので家にいないが・・・。
【習志野駐屯地】〔翌日〕
私は団長室で松下団長と話していた
「そうか・・・葬式の赤ちゃんが高校生か・・・それにしても君は若いままでうらやましいよ。」
「松下団長もまだまだ若いじゃないですか。お爺さんのようなことを言っても似合いませんよ。」
「・・・実際に歳だ。団長もそろそろ山口君に引き継がなくてはならない。副団長にはヤマメ君を入れる。」
「わかりました。引き受けましょう。」
「私は君が実の娘のように思ってしまってね。中学から見てきたからかな・・・まぁ頑張ってくれ。」
「はい。」
その後松下団長は空挺団を去り、山口団長と私の新体制が始まった。
山口団長の方針は集中火力がもっとうで、重火器に耐えることができる体作りが主体の訓練に切り替わった。
(たしかに火力の差で勝敗が決まるのは古今東西同じだ。私の歩兵電撃ドクトリンにも共通しているところがあるからありがたい。)
新体制は混乱なくスタートするのだった。
【家】〔休暇〕
私が家に帰ると隣の工房で鍛冶をしている小傘がいた。
小傘の要望で家の隣に工房を半年かけて作り、旧来の製鉄術と最新の道具がそろう不思議な場所になっていた。
(小傘いわく、今の時代には継承されなかった技術を使ってるから刀も名刀を作れるっていってたな~。今は銃剣と模擬銃を作ってるけど回路系統が勉強不足って言ってたし、火薬もよくわかってないから律にがんばってもらうとして、こんど竹林に講師をお願いしようかな。)
新しい生活が始まった。
見たい人だけ見てね。
歩兵電撃ドクトリン
予算と少子高齢化により部隊の精鋭化にも限界が来ていることがわかっていたヤマメはロボットスーツを大量配備をして人数の都合から攻撃側に弱いところを擬似的に自部隊に作らせ攻撃してきたところをロボットスーツと戦車で側面から攻撃をし、補給路と式系統をズタズタにすることにより包囲殲滅する方法。
攻撃には向かないが防御側で海から進行してくるため大規模な援護射撃ができない日本ならではの防御戦術。
穴だらけでごめんなさい。
次回をお楽しみに