〔数日後〕
私達はふたたび家にやって来たオーキドさんと話し合いをおこなっていた
「嬢さん達はどういう関係なんだ?」
とオーキドさんが聞いてくると小傘が
「私が説明します。ヤマメ様は雨咲様のお姉さんで、私は倒れていたところを助けていただき、ここで住み込みで働いています。」
若干の嘘を混ぜながら小傘は真実に近いことを教えた。
オーキドさんは私達の親について聞いてきたが他界したと伝えると黙ってしまった。
小傘がオーキドさんにお茶のお代わりを持ってくるとオーキドさんはあることに気がついたようだ
「そういえば・・・嬢さん達はお金はどうしてるんだ?」
この質問には雨咲が答えた
「今のところ食料と日用品はあるのですが今後を考えると・・・。」
「ならちょっとワシの研究を手伝ってはくれんか?」
私達は驚いた。
どう見ても力仕事をしているような体つきだからだ。
「オーキドさんは研究者だったんですか?」
私はオーキドさんに聞き返してしまった。
「まだまだ半人前だかな。だがワシには夢があるんだ。昔はポケモントレーナーで頑張っている時に不遇なポケモンがおってな。そのポケモンの地位をあげてやりたいんだ。」
「そのポケモンとは?」
「コイキングといってポケモン協会でもポケモンではなく普通の魚に分類するべきといわれてるんだ。なんとしても救ってやりたい。」
「今私の手持ちにいますよ。出ておいで。」
私はボールを家のなかでもコイキングやヒンバスが生活できるようにしておいた水槽のなかにコイキングを出した。
「おぉ、こいつだよ。協力してくれるのか?」
「えぇ、お金はあった方がいいですからね。」
「あ、これはワシの趣味なんだが嬢さん達に聞いてもいいかな?」
「いいですよ。」
私が代表して答えた。
「じゃあ聞くが、嬢さん達にとってポケモンとはなんだ?」
小傘は
「友達」
雨咲は
「仲間」
私は
「同志」
と答えた。
「小傘と雨咲はわかったがヤマメはどうして同志なんだ?」
「まぁ例えばなんですがこのコイキングは傷だらけで川の網に引っ掛かってたんです。私が捕まえてコイキングでもできるトレーニングをさせると一生懸命頑張ってくれます。私はこの子を強くしたい。この子は強くなりたい。志すことが同じだから同志となります。」
「なるほど・・・よくわかった。これからよろしく頼む。あと、その子達にニックネームをつけてやってはどうだ?その方がいいとワシは思うぞ。」
「はい。わかりました。」
オーキドさん・・・いやオーキド博士はそのまま帰っていった。
私達は岩山でトレーニングしていた3匹を呼んで5匹にニックネームをつけた。
小傘のコイル
ニックネーム じしゃく
雨咲のラルトス
ニックネーム ルラ
ヤマメのダンバル
ニックネーム トランジスタ
コイキング
ニックネーム 紅白
ヒンバス
ニックネーム かがみ
コイキングとヒンバスは鯉の品種から