黒谷ヤマメの異世界旅行   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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生存圏と言っていますが別に国をつくろうとしているのではなく、自給自足に必要な地域を纏めてこの物語では生存圏と言わせてもらいました。


生存圏

ヤマメ視点〔翌日〕

 

仮の住居を作った私達は食料の確保が必要だった。

約2カ月は持ってきた食料でしのぐことができるが、その後は餓えが待っている。

このため雨咲とルラ、ルキのは残してきた荷物を回収する班とし、残った私と小傘、動くことができる電子殺せんせーが中心となり、約70匹のポケモン達と農地開発をおこなった・・・。

 

〔1カ月後〕

雨咲達は2週間前に無事に回収を終えて私達に合流してもらって作業効率を上げたが、現地のポケモン達と衝突がおこるようになってしまった。

解決しようにも私達に食料供給能力がないため交渉もできず、場当たり的な対応しかできなかったが、着実に生産力が上がり始め、大根とレタス等が育ち、地下でおこなった二十日大根ともやしの生産実験も成功させた。

 

(冬さえ終われば一気に農業を進めることができる・・・。ここら一帯に生存圏を拡げていかないと。)

ヤマメ達は今回の事件で自分自身の地域の思想を把握しきれなかったことと、マスコミの認知の甘さを実感した。

前の世界では、自衛隊というバックがいたことと、マスコミのお偉いさんがクラスメイトだったり、SAO事件で親族を助けたため私の味方になってくれていたのが大きかったと考えたヤマメは

 

(マスコミは部数を稼ぐためには全力を上げるから、win-winの関係を維持することが大切か・・・。)

と考えるようになるのだった。

 

〔2カ月後〕

長い冬が終わり、2メートル近かった雪もやっと全て溶けた。

ここに来ての3ヶ月間で私達のポケモン達は大幅にレベルを上げることになった。

平均で80レベルになり、私達の手持ちのポケモンは平均で95レベルにもなった。

ここで紹介しておきたいのが小傘のエレブーのでんちとブーバーのヒーター、ドリルの3匹が進化したことだ。

最初の2匹は電車の予備モーターと試作型地熱発電機を取りに行かせた時に戻ってきたら進化していたのだ。

もちろん道具は無くなってしまったので開拓が遅れてしまい、2匹はその罪悪感から睡眠時間を削って雪の中で作物に雪が積もらないように見張りをしてくれたのでプラマイゼロになったのは3週間前のこと。

ドリルは誰もいつ進化したかわからず、気がついたら進化してた。

そのときのドリルは涙を流していたらしいがそれはドリルだけで、私達から見たら顔がいきなり凍り出したとしか思わなかった。

そんなこんなで1匹も欠けることなく冬を越すことに成功し、自給自足率も90%にまで上げることに成功するのだった。




・エレキブル
ニックネーム でんち

・ブーバーン
ニックネーム ヒーター
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