〔3日後〕
私以外の皆は新たに発電所の建設と鉱物の採掘を翌年の春を目標にし、食料調達の3グループに別れて活動をしていた。
私は手持ちのトランジスタ、紅白、ヒッキー、かがみ、うなぎ、ケダマと雨咲からルキを借りてオーキド研究所近くにテレポートしてもらった。
〔オーキド研究所の近くの林〕
木の影にワープした私は周辺を見渡し、人がいないことを確認すると開いていた窓から研究所に侵入した。
オーキド博士は、私が侵入した応接室には居なかった。
足音を消しながら研究所を探すと書斎で本を読んでいた。
「オーキドさん・・・お久しぶりです。」
「ヤマメか!?いつ帰ってきたんだ?」
「ついさっきです。この子を雨咲から借りたんです。」
と言って私はルキをボールから出した。
「このポケモンは?」
「サーナイトと言いまして、ラルトスの正統進化の最終形です。」
「なるほど・・・他の2人は元気か?」
「はい。私のせいで苦労ばかりかけて・・・。」
「君のせいじゃないだろう。・・・あの事件は結局カントー地方だけでなく隣のジョウト地方にまで捜査範囲が広がっている。」
「冤罪ですか・・・。」
「君のことをかばったのはワシとトキワシティジムリーダーのサカキだけだった。」
「そうですか・・・。」
「今どこに住んでいるんだ?」
「・・・セキエイ高原のさらに北の方に住んでます。」
「ポケモンが強力で気候が厳しいあの奥にか!?」
「普通では凍死しますね。」
「良かった・・・ワシは心配で心配で・・・。」
「オーキドさん・・・いつになるかわかりませんがお願いがあります。」
「なんだ?」
「オーキドさんの研究所の地下に鉄道を作りたいのです。」
私は詳細を記したレポートを渡すと
「・・・わかった。この鉄道で物資を運ぶのか?」
「はい。資金ができてからですが・・・。」
「すまんな。ワシも研究資金がないといけないからな。」
「オーキド博士が謝る必要はありませんよ。・・・おや?そろそろ次に行かなければ。オーキドさんまた。」
「うむ。これからはこの書斎にテレポートしなさい。そこの扉に研究中と書いたプレートをかけておくから、そしたら研究所に居ると思ってくれ。」
「わかりました。では。」
私はルキでトキワの森に移動し、トキワジムに向かった。
【トキワジム】〔夜〕
日が落ち、暗くなっていたので闇に紛れてジムの前に来ていた。
(サカキさんは元気かな?)
そう思いながらジムの扉を開けた・・・。
「誰だ・・・サカキ様に挑戦したいならジムの営業時間に出直せ!!」
と知らない少年と中年達に言われた。
「別件だ。サカキさんに会わせてくれないか。」
「サカキ様はお忙しいんだ!!出直せ。」
中年の1人が怒鳴ると奥の扉からサカキさんが出てきた。
「なにごと・・・ヤマメか?」
「お久しぶりですサカキさん。」
「・・・ふー。」
サカキさんは大きく息を吐くと私を奥の部屋に招き入れた。
そこでは会議をしていたようでスーツを着た数人の男性が座ってた。
「サカキ様・・・彼女は?」
「団の設立の原因を作った子だ。」
「となると冤罪のチャンピオンですか。お嬢ちゃんも苦労したんだね。」
私は団とお嬢ちゃんもという言葉に気になった
「お嬢ちゃんも・・・ということはあなた方もなにかあったのですか?」
「・・・ポケモン協会のせいで不利益を被ったり、怨みがある人が集まってロケット団を設立したんだ。」
サカキさんが概要が書かれた紙とともに教えてくれた。
その後は、私はロケット団にある協定を結んで帰ることにした。
・ロケット団の本部地下に鉄道をひき必要物資と機材を資金と交換する
これは3年後から始まるとする
・金と銀の同量での交換
・交換による利益の1割りの資金を貰う
・代理取引をお願いする
・基本不可侵
が決められた。
銀が最近堀り始めた坑道から出てきたので交換して貰うことにした。
テレポートの限界重量は200キロで一度座標を覚えると移動することができる。
ただし、長距離になるほど回数に制限がかかる。