〔春〕
線路の延長が完了したのは半年後の春だった。
開通と同時にロケット団と貿易が開始された。
1日16両編成の貨物列車が3往復し、トンネル内部にケーブルを設置し、直通電話をロケット団本部、オーキド研究所に繋げることにも成功した。
ロケット団からもたらされた物資を見て私達の3人は色々話し合っていた
「これだけの物資があれば重機の開発がはかどりますね!!」
「小傘、それだけじゃないよ。性能面を上げた物もできるし、家電品も製造できるよ。」
「初めは地下保管庫を作らない?雨咲も小傘も作るのは良いけど、今ある保管場所が満タンなのを忘れてないよね。あと、肉体訓練も最近は抑えめだったからしっかりしないと。」
「それって・・・。」
「主・・・。」
「ヘルウィークスタート。」
その後2週間雨咲と小傘の悲鳴とヤマメの罵声が響き渡り、ポケモン達は恐怖したらしい。
〔1カ月後〕
体が鈍っていることはなかったので、強靭な筋肉がさらについたヤマメ達はポケモン達の集団戦術訓練をしていた。
やり方次第では人間にも応用が効くため、今後続けていくことになるこの訓練は、ヤマメ、雨咲、小傘の3チームに平等にポケモン達を分けて大規模な戦闘訓練をおこなうことだ。
ハガネールとダクトリオに塹壕を掘らせて、オコリザルとゴローニャが岩を投げて敵陣に攻撃し、こおりタイプのポケモン達で海岸から奇襲をしかけ、それをクロバット達が超音波で察知し、攻撃を防ぐ等をして実戦さながらの訓練をしていた。
(岩はポケモンに当たってもダメージだけだからいいな~。私と小傘は妖怪だから当たっても痛くないけど・・・あ、雨咲は半妖半神だったな~。)
なぜだか知らないが、前の世界の信仰の力が私達にはそのまま残り、妖力の他に神力も使えるのだが制御が難しく、身体強化の足しにするくらいしかできなかった・・・。
実戦訓練により、私達は戦術の精度とポケモン達の練度を上げることに成功した。
ただ、ヤマメはあるものが欲しくなった
(銃火器や大砲、戦車が欲しいな~。雨咲と小傘に訓練用に作ってくれないか相談しよう。)
物資を見てヤマメも抑えていた物欲が出てきた瞬間だった。
ロケット団視点
我々はサカキ様の部下であり、俗にいうしたっぱだ。
作られたばかりのこの組織の人数は25人と少ないが、資金は豊富だ。
これにはヤマメさんという冤罪のチャンピオンが関係している。
ヤマメさんは金と銀の同量取引で我々の組織はすでに2億ほどの利益を上げていた。
さらに通常よりも高性能なモンスターボールが組織ないでは50円と破格の値段で組織に売られているのも関係がある。
サカキ様はこのボールを憎いポケモン協会に申請して製造許可をてに入れることができたのだ。
我々部下一同は、初めは反対したが、ポケモン協会に協力している企業達の経済攻撃のためだと説明されて黙った。
実際に市場の3割りを手に入れることができたので中小企業の一部がポケモン協会側の企業からロケット団に取引を変更し、着実にダメージを与えていた。
また、利益が上がれば給料が上がって我々の懐も温かくなった。
初めは給料なんて無かったのだが、現在は30万円も入り、食料品も激安で組織内は売られているのでありがたかった。
サカキ様とヤマメ様は我々庶民の味方だ!!