〔翌日〕
(暇だな~。)
サカキさんからの要望を終えてしまった私は訓練と火薬の製造、ドクトリンの研究くらいしかやることがなかったのだ。
たまには別のことをしたいので、今日は雨咲と協力して工場の拡張をすることにした。
(やっぱり重機があるから速いし、ハガネールが穴を大体掘ってくれるからありがたいな~。)
通常地下に施設を作ると膨大な金がかかるのだが、ハガネールなどのポケモンの力を使うと地上に作るのと大差がなくなるのだ。
さらに地上では限られた土地で農業をしているため、結果地下に大工場がでたのだが・・・。
〔1カ月後〕
工場の拡張が完了し、Ⅲ号戦車は日産5台造れるようになった。
最新戦車もこの1カ月後で2台試作型が雨咲と小傘、律により造られた。
1番目に見せられたのは、Ⅳ号戦車H型と呼ばれる戦車でエンジンの出力と1回の給油での行動距離が大幅に向上した。
前の世界では320キロの走行距離が500キロに向上し、速度も時速38キロが非整地で時速55キロ(整地で時速70キロ)ととてつもない速さで動く化け物戦車で私達はこの戦車をⅣ号X型と呼んだ。
2番目は、前の世界ではT-34-85と呼ばれた傑作戦車だ。
この戦車も1部改良され、走行距離が240キロだったのを400キロに向上させ、搭載弾薬数を60発から75発にし、生産コストを大幅に下げることに成功した大量生産用の戦車で私達はこの戦車をⅣ号Y型と呼ぶことにした。
地下にある立体駐車場が戦車でになることを満車になることを願うヤマメだった。
このころ雨咲が1式のモンスターボックスに代わる2式モンスターボックスを開発に成功した。
変更点は、内部のポケモン達にストレスが軽減する仕組みと回復装着を小型化し、常に体力が満タンでいられるようになったことだ。
この技術はロケット団には渡さず、私達だけの技術であった。
(これで戦力が上がるな~。ポケモン達も強くなってるから・・・ポケモン協会に打撃を与えられるな。でもドクトリンが未発達だから攻めても私達を大きく上回数を出されたら負けるな~。)
必死にドクトリンの研究をするヤマメだった。
【オーキド研究所】〔2週間後〕
息抜きに私はオーキド研究所に来ていた。
オーキド博士とナナミちゃんと世間話や、私のポケモンのこと、改良した図鑑について話していると玄関からドアを叩く音がした。
オーキド博士が様子を見に行くと胸にRの文字が書かれた黒服とナツメが現れた。
どうやらオーキド博士にポケモンの実験に協力させようとしたらしく、脅しながら協力を迫った。
見ていて気分が悪くなったので私は玄関に行き、姿を見せるとしたっぱ達がざわつきだした。
「ナツメ・・・オーキドさんに無礼をはたらくなら容赦しないよ。」
「・・・ヤマメ様がいたのか・・・なら私は下がる。ただ、我々の計画に邪魔するようなら捕らえろと言われている。」
「わかった。私の本拠地で隔離する。」
「ヤマメどういうことじゃ!?」
ナツメがしたっぱを引き連れて撤退すると私はオーキド博士と心配そうにこちらを見ていたナナミちゃんに今回のことを報告した。
「・・・それで隔離か、サカキはそのようなことを計画していたのか。」
サカキさんの計画は、圧倒的戦力を確保し、各町にあるジムを襲撃し、その勢いでポケモン協会の打倒に向かうことになっており、まだ準備段階でポケモンの強化をするためにオーキド博士の協力が欲しかったと教えた。
「・・・ヤマメは昔協力してくれる組織があると言ったが、それがロケット団だったのか。」
「そうだよ。ただ、最近のロケット団は幹部以外は良いけど、組織としては二流になっているからあまり好きじゃないな。」
「ワシらはどうなるのじゃ?」
「2人は私が安全な場所に移動させるよ。町の人々はロケット団に言ってそのままにするから。」
「・・・わかった。町のためか・・・まぁヤマメの本拠地には行ってみたいからな。」
こうしてオーキド博士は誘拐事件がおこるのだった。