黒谷ヤマメの異世界旅行   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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準備

私達学生にとって一番嫌なときがやって来た。

テストだ。

殺せんせーも気合いが入っているのか、分身して、マンツーマンで苦手科目を教えていた。

私のところには英語のハチマキをした殺せんせーが担当のようだ。

 

「ヌフフフ、ヤマメさんは平均的に取れるので全体のなかで平均に唯一届いていなかった英語にしました。」

テスト前の生徒にとって、この教え方はとてもありがたかった。

 

〔テスト前日〕

 

(多くない!?)

何があったか知らないけど、分身が約4倍にまで増えていた。

私もなんだかテンションが上がってきて、気がついたら、テスト範囲外だが、関連があるところも教えてもらっていた。

 

(殺せんせーも疲れたと思うけど、私もいつもの5~6倍頭使ったからヤバイんだけど・・・皆は元気だな~)

そう思っていると

 

「俺たちエンドのE組だぜ」

 

「テストより暗殺の方がチャンスなんだよ」

 

(あ・・・やっちゃったな。殺せんせーキレたよ。)

殺せんせーが校庭に来なさいと行ったので素直に外に出ると、ビッチ先生と烏間先生に暗殺時に用意するプランは一つですか?ナイフで重要なのは第一撃だけですか?

と聞くと、二人の先生はどちらもNoと答えた。

 

「第二の刃を持たないものに暗殺者の資格なし。」

 

【帰路】

 

(校庭まっ平らにしちゃったよ殺せんせー。第二の刃か、私は幾つの刃を持ってるんだろう。それより、50位以内をとらないと校舎なくなるのはやだな~帰ったら徹夜かな?)

そんなことを考えなが帰宅した。

 

【家】

 

(触手がこんなに役に立つとは思わなかったな。)

現在ヤマメは右手と触手1本に参考書をもう1本に消しゴムを握らせ、糸で解答書を吊り上げているという、器用なことをしながらもうスピードで解いていた。

 

(漢字O.K.英単語O.K.英文も全文覚えたし、関連する物語も一応覚えた。数、理はいつもヤってることだから軽くやればいいし、社会の地理も大丈夫。今は・・・3時か、少し寝ようかな。)

やっと寝られると思い、ベットに入るのだった。

 

〔翌日〕

 

(うわ、皆がちがちじゃん。大丈夫かな~?)

そう考ええているとテストが始まった。

 

〈数学〉

 

(30分で解く。問題に偏りがある。難しくしたところが中盤に混ぜることで時間切れを狙いにきてるな。さあ後は、ちょ、範囲外ですけど!!一応解けたけど皆解けないでしょこれは・・・)

 

〈英語〉

 

(単語5問に演習集から10問、教科書から20問で残りの5問が応用か。これは、トラップ!!最終問題より大問5の方が難しい。残りは・・・10分、間に合った。)

 

〈国語〉

 

(比較的優しいな。でも所々に落とし穴があるけどそれさえできれば・・・)

 

〈社会〉

 

(時事問題に悪意を感じる。これ、ニュースにでないな。専門誌に載るギリギリのところから出すのか。去年はこんなこと無かったんだけどな。はい終わり。時間は・・・あと25分見直し終わったし理科考えておくか。)

 

〈理科〉

 

(これは、酷い。殆ど範囲外じゃないですか。これできるの奥田さんくらいじゃないかな?)

 

こうして3年初めての中間テストは終わった。

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