黒谷ヤマメの異世界旅行   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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訪問 1906~

【イタリア】〔翌年〕

私は雨咲とヒトラー、小傘とウォルターを連れてイタリアに来ていた。

ヒトラーを連れてきた理由は、イタリアの古きよき芸術をスケッチしたいとのことだった。

 

(ヒトラーの絵は遠近法がなってなかったからダメだったけど・・・教えたら結構上手く描けるようになったんだよね~。・・・最近は雨咲に教わって建築の設計もしてるんだっけ。)

と画家としては2流くらいには成長していた。

また、性格面でもだいぶ落ち着いたが、たまに熱くなってしまうことがあるものの、ユダヤ人が嫌いではなく、社会主義もある程度理解できる青年になっていた。

 

(最近こそこそと本を読んでたけどなんだろう?)

彼は政治も芸術に影響を及ぼすと考えていたので、政治についても勉強しているのだった。

あと、私達がいなくてもミレニアム内の各隊長に従って動くように指示をしておいた。

 

【イタリア ミラノ】

ファシスト党の本部に着くとムッソリーニ自ら出迎えて、私達を奥の部屋に案内した。

 

(・・・イタリアにこれは似合わないでしょ。)

奥の部屋は完全に和風だったのだ。

畳みに長テーブル、座布団・・・。

そんな場所に似合わない歓声もあがった

 

\閣下だ!!/

 

\ヤマメ閣下!!/

 

\雨咲閣下もいるぞ!!/

 

\東方の小傘もいるぞ!!/

 

\ウォルターだ!!/

 

\いや、あれはショルターじゃないか?/

 

\・・・なぜ普通うちには普通のがのがいない。/

 

等だった。

ちなみにこの幹部達のまとめ役はなぜかここにいたヴィットーリオ・エマヌエーレ3世・・・イタリアの王だった。

ちなみにここにいる面々の会議は黒服の会と呼んでいるらしい。

イタリア王は私に

 

「私も転生者だ。雨咲閣下の母親の陽菜乃とは同じ隊だった。」

と教えてくれた。

その後、落ち着きを取り戻した面々は、私達と今後について話し合い、いくつかの協定を結んだ。

その中にはトランジスタコンピュータの利益を分配し、私が黒服の会に投資をして、その利益の1割りをもらうことも決定した。

 

〔次の年〕

この年は三国協商が成立し、ドイツは東西に挟まれる形になった。

あと、ミレニアム内では、マチスとシズクが哨戒艇規模の船約10隻を完成させた。

あと、UボートXXIII型に当たる潜水艦が完成した。

変更点は、木原が完成させた特殊魚雷シクヴァルを搭載したことと、製造コストが最初の世界の半分以下で済んだことだった。

量産にも適していたため、15隻を追加製造するのであった。

名称はUⅡ型となった。

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