グレーナーと会った私はお互いの資料を見ながら話し合っていた。
「ルーデンドルフ閣下も人使いが荒いな。・・・グレーナーの祖国補助勤務法はどう?」
「やはり、労働者と資本家の意見を聞かないと何とも・・・。ヤマメさんはどうですか?」
「軍団から軍に引き上げられたからなんとも・・・。あと、食料問題だけと、前から貯めていた備蓄を私から約300トンを2回にわたって放出するよ。」
「いつの間に!?」
「前々から保存食について研究しててね。まぁ今度詳しく話すけど、今は飢えをなんとかしないといけないよね。5日後に送る。何とかしてね。」
「あなたも充分人使いが荒いですよ。」
そう言って私達は一時の間談笑をするのだった。
【参謀本部の資料室】〔9/1〕
私はこれまでの戦いの詳しく書かれたレポートを読み、2つ気になることがあった。
(・・・まずブルシロフ攻勢で謎の光線攻撃ね・・・これは魔理沙達だろうけど、西部戦線の魔法攻撃は機関銃で破壊可能な能力しかないのか。初戦の敗北で魔法使いが枯渇したな。・・・あとは、戦車が使用されたか。今後私達も使うけど、負けたときのために張りぼて戦車を作って戦後のために情報操作の用意もしとこうかな?)
そう思いながら私はとあるレポートを持って司令部に移動した、そのレポートには
《イギリスのタンクについてとドイツの戦略的価値について》
と書かれていた。
【参謀本部】
「ルーデンドルフ閣下、タンクについてレポートをまとめました。」
「待っていた。どうだ?高いオモチャだと私は思うが・・・。」
「今は大砲で充分ですが、あと3年戦うのなら絶対に必要になりますね。まぁ、今は基礎研究だけでいいでしょう。」
「ふむ、ん?なにかたくらんでるな。意見があるなら今言ったほうが良いぞ。」
「・・・この写真を見てください。」
「ん?・・・!?なんだこれは!!」
「数年前からフランソワ第八軍司令と独自に研究していたタンク改めた戦車で、名称はⅠ号Z型戦車です。」
「これは・・・どれぐらいある?」
「現在800両(実際2500両)ですね。」
「・・・イタリアで浸透戦術の威力を西部戦線の連中に見せる時に使う、指揮は君が執れ。」
「わかりました。兵力は以下ほどに?」
「それは後程伝えるが、最低でも25万以上だ。」
「わかりました。80キロは進めましょう。」
「よろしい。」
「あと、もうひとついいですか?」
「なんだ?」
「友人が動くのでロシアは何とかなりそうです。」
「友人?誰だ?」
「閣下の友人でもあるレーニンとトロツキーです。」
「・・・君は社会主義者か?」
「いえ、社会主義興味者で、祖国はドイツ帝国です。」
「よろしい。まぁ彼らを上手く使おうじゃないか。」
「そうですね。」
ロシアでは革命の足音がすぐそこまで迫っていた。
(魔理沙・・・君の負けだ!!)