〔4/26〕
この日、フランス軍の攻勢が終了し、ジークフリード線の戦いは終わった。
結果、イギリス軍約2万人とフランス人約3万人の捕虜を獲得した。
(ふ~、これで参謀本部でも無能扱いされることはなくなったな。)
安心しているところ、ミレニアム第二軍司令官のマックス大佐が面白い報告をしてきた
「・・・魔法使い?がどうしたの?」
「なんでも、本国が黙ってないだとか・・・。」
「イギリスじゃないの?」
「どうやら違うらしい。」
「ふーん、マックス、その捕虜を連れてこれる?」
「わかりました、ヤマメ閣下。」
〔1時間後〕
私はミレニアムの軍司令官とジークフリード線本部の参謀全員を集めて、捕虜の話を聞いた。
纏めると
《・魔法使いの国がある
・その世界は新世界と呼ばれ、こちらは旧世界と呼ばれている
・本国の魔法使いは旧世界より強い
・本国では色んな人種の魔法使いがいる》
だった。
ホフマン参謀次長と後から編入された参謀は信用しなかったが、ミレニアム出身の者はこの話であることを確信した
(・・・魔法の技術をイギリスもしくはイギリス系が独占しているんだ。・・・なら才能があるドイツ人やフランス人がいてもおかしくないし、ロシアの魔法使いは魔理沙が才能がある人を集めただけだったんだ!!なら実験してみないとな・・・。)
私はすぐにミレニアム出身の幹部だけ集めて、イギリス軍の捕虜のうち、条件付きで研究に参加してくれる魔法使い20名に才能があるフランス軍捕虜、ミレニアムのロシア兵、ドイツ兵約100名に後方で魔法の技術の伝授をさせると、才能があれば誰でも魔法が使えることがわかった。
この後、約120名の魔法使いをラーイシュタットの地下12Fの魔法研究室で魔術の伝授法のマニュアル化と改良をお願いした。
代表は、初期にミレニアムに捕まり、忠誠を誓ったロシアの魔法使いガトウ・カグラ・ヴァンデンバーグになった。
〔5月上旬〕
フランス軍でボイコットが多発し、一時革命騒ぎとなったが、しだいに沈静化してしまった。
この責任でフランスの参謀総長が交代し、防衛戦の天才ペタンが新参謀総長となった。
そして・・・
【参謀本部】〔7/29〕
この日私はルーデンドルフ閣下から呼ばれて参謀本部に来ていた。
「ルーデンドルフ閣下、ジークフリード線司令ヤマメ、ただ今到着しました。」
「うむ、よく来たな。・・・実はイタリア進行をお願いしたいのだが・・・ミレニアム軍集団はジークフリード線に張り付いていてもらいたいんだ。」
「・・・なるほど、閣下は私がミレニアムと言う精鋭軍があるから活躍できていると思われているのですね。」
「・・・本部ではその声がまだあるのだ。最初に手持ち部隊は6個師団でなんとかできるか?」
「わかりました。ガス弾は使用してもよろしいですか?」
「うむ。使用を許可する。」
「安心しました。では、私はイタリア方面に向かいます。」
事実上の左遷だが、逆に考えるとこの戦いで才能を見せつければ、迂闊に私に発言できる者はいなくなることを私は理解していた。
(さて、腕の見せどころだね!!)
気合いを入れるヤマメだった。
次回イタリア攻撃!!