「どういうことですか?」
「今回は律さんが隠れられたからよかったけれど、次にまた開発者の人が来たら今度はバレるかもしれないじゃん。その時にバックアップがあったら元に戻せるかな~と思ってさ。」
「ヤマメさん・・・ありがとうございます。さっそくやってみましょう。」
そう言って私の携帯に律さんのデータを移した。
携帯をきっているときは自動的にスリープモードになることも決めた。
しかし、それでも膨大なデータのため携帯がしっかり稼働できるよう一部しかコピー出来ず、夏休み中に、データを保存できる環境を整えようと言うことになった。
そしたら、データを1時間毎に更新していくようにすることも話し合った。
【家】
「律さんよろしくね。」
「はい。よろしくお願いします。」
(O.K.O.K.。これで予測演算が楽になるな~。その時間を別の時間に使えるし、暇な時の話し相手も出来たからラッキー。最近良いことばっかだから反動が怖いな~。)
そんなことを考えるヤマメであった。
【学校】〔梅雨入り〕
じめじめとした空気のこの季節。
私は前まではじめじめとした暗い旧地獄にいたので大丈夫だが、他の皆と教科書達はダメージを受け続けている。
殺せんせーの頭が膨張し続ける一幕もあったけれど、頑張って暗殺を仕掛けるのだった。
【家】〔3日後の夜〕
律さんが教室で殺せんせーと数人が烏間先生に怒られていることを電話で教えてくれた。
なんでも前原君が理不尽な屈辱を受けたらしくその仕返しをしたようだ。
(なんで誘ってくれなかったのかな。あれだ、暗殺関連はダメだと思われてるな。勉強以外にも出来ることを皆に示さないとな~。)
悲しいような、自業自得で泣きたいような、怒られなくてホッとしたような複雑な気持ちになり、律さんと少しおしゃべりし、漫画を少し読んで気持ちを落ち着かせたあとねむりにつくヤマメだった。
【学校】〔3日後の月曜日〕
(泣いていいよね。)
今私はビッチ先生がワイヤートラップに引っ掛かり、その師の人と烏間先生が喋っているところを隅から見ていた。
何故かって、殺せんせーと杏仁豆腐を一緒に食べながら勉強しようと約束したからだった。
(気づいていながら無視されているのか、本当に気がつかれていないのか・・・)
やがて殺せんせーがやって来て、妥協案をビッチ先生とビッチ先生の師のロヴロ氏に話し合い今日は帰ってもらったようだ。
「殺せんせー私は、影がそんなに薄いんですか。なんで気がつかれないんですか。この前も皆で勉強会したらしいですが私呼ばれなかったんですよ!!」
「にゅにゃ、せんせーだから杏仁豆腐で手を打とうと言ったんですよ。それに影が薄いのは、立派な技能ですよ。」
「常時薄いのは、すごい問題な気がするのですが・・・」
「・・・」
あまりに影が薄くなってしまったヤマメだった。