〔3/20〕
残念ながら発砲した少年は警察に捕まってしまったが、彼なりに国を思った行為として釈放させ、魔法使いの世界にいるガトウのもとに送り込んだ。
彼なら少年をなんとかしてくれるだろうと期待を込めて・・・。
〔3/22〕
ルーマニア、ブルガリアが降伏、彼らは戦車を見ただけで逃げ出す弱兵だったので抵抗もなくすんなりといった。
彼らは傀儡政権にして資源と物資だけ供給するようにした。
〔3/25〕
ラーイシュタットからある資料が送られてきた。
「・・・ホフマンを呼んできて。」
私は秘書に伝えるとヒトラーが話しかけてきた
「新聞で大統領殺害未遂事件が書かれましたがよろしいのですか?」
「後々のプロパガンダに使えるし、ラインハルトやゲッベルスなら有効に活用できるでしょ。犯人をでっち上げたりね。」
「国民が聞いたら幻滅しますよ。」
「だから信用している君しかいないときに話したじゃん。」
「まぁいいですけど。」
そうこうしているとホフマンがやって来たのでラーイシュタットから送られてきた資料をテーブルの上に広げた。
「「これは!?」」
ヒトラーとホフマンは同時にそう呟いた。
資料にはこう書いてあった
《・原子力の制御に成功
・反原子力物質の制御に成功
・放射線を無害にする散布機を作製に成功
・新型戦車の開発に成功
・大陸間弾道ミサイルの製造可能》
と書かれていた。
「原子力は私は政治には使うけど、使用はしないことを約束するし、反原子力物質を使用すれば原子爆弾の効果をなくすことができる。それよりもミサイルと新型戦車はどうかな?」
ホフマンに聞くと
「イギリス攻撃には有効ですね。レーダー網を安心して叩けます。」
「今は切り札としてとっておきたいけどね。戦車の性能を見ようか。」
戦車に関する資料を置くとそこには写真つきで解説されていた
《レオパルト2戦車
速度 整地時速75キロ 不整地時速70キロ
重量 50トン
主砲 ラインメタル 120 mm L44
副武装ブローニングM2 2門
移動距離900キロ
装甲 複合装甲
コスト Ⅴ号1型戦車の1.1倍》
ホフマンは
「今までの10倍は凄い化け物戦車ができたな。これはすぐに採用だ。Ⅵ号1型戦車でいいだろう。」
ホフマンはすぐにドイツ国内生産ラインの半分をⅥ号1型戦車に変更しようとしたが、ラーイシュタットから精密機械を供給していた一部と技術伝承が終わった工場のみしか製造可能ではなかったので月に(ラーイシュタット込みで)200両が限界だった。
〔3/29〕
イギリス大陸派遣軍約20万人がフランス北部に布陣した。
〔3/30夕方〕
特殊作戦赤が発動した。
グレーナーが時間ピッタリに兵員約2万人を乗せ、ベルリンから出発した。
約2時間後に彼らはパリに到着し、参謀本部に襲撃し、ガムラン参謀総長の射殺に成功した。
また、機密コードや軍の重要書類を奪取し、作戦は次の段階に移行した。
パリ近くに布陣して敵を混乱させる役割を彼らは背負っていたのだ。
また、フランス軍の機密書類を見たヤマメは
(・・・梅毒は治っても古い考えのままだったか。)
そこには伝書鳩を使った伝令方法や、航空機の機体がバラバラで使いにくい等の現場の声を不可の文字が押されていたのだ。
私は
「明後日の黄色作戦を計画通り進めると西部戦線司令部に打電しろ。」
と言うのだった。