【ベルリンの公園】〔9/20 夜〕
私は1人でベルリンの公園に来ていた。
理由は息抜きと刺客を政府から離すためだ。
政府で刺客が暴れれば巻き添えで高官達が死ぬかもしれないからだ。
「・・・暗殺者さん、出でおいで。」
私が軽く声をかけたが出てこないので、私は縮地法と呼ばれる瞬間移動する武術で距離を詰めると、暗殺者は驚いたようで腰を抜かしてしまった。
「ふーん、アメリカのFBIか~ならいいよね。」
私は腰が抜けて動けない暗殺者の背後に回り込むと特殊に調合した薬を口に押し込んだ。
暗殺者はすぐに体から血を吹き出して死んでしまった。
「エボラを瞬間的に末期症状まで持ってくように調合したけど・・・なかなか使えるね。」
私はすぐに改造エボラウイルスを無毒化し、暗殺者だった物を触手を器用に使って解剖した。
使える物は実験や難病の子供達に移植するために・・・。
しかし、今日はにぎやかだった。
「ん?まだいたんだ。出てきなよ。」
私が声をかけるとビジネススーツに刀を持った青年が現れた。
「・・・日本人だね。私を殺したら日本が不利になるけどいいの?」
青年は
「黙れ妖怪風情が!!」
と刀を抜いて
「神鳴流斬鉄剣!!」
青年は縮地法で私の背後をとり退魔の技を放ってきたが
「もう一度聞くよ?私を殺してもいいの?」
青年のお粗末な縮地法と訳が違う完璧で練度が高い縮地法で青年の背後を再びとり、首にナイフと触手を当てた。
「君の技は強いけど、私の糸の方が強かったね。」
と言って彼からもう一本の触手を使って取り上げた刀を見ると刃こぼれしていた。
「私が君に質問していたのは何時でも殺せるからだよ。」
と青年に言うと
「・・・なんで妖怪がこんなに強いんだよ。」
と呟いた。
「ん?妖怪は強くないの?」
私は気になって質問すると青年は諦めたのか喋りだし
「あぁ、そうさ!!我々神鳴流のように退魔の術を扱える者なら簡単に倒すことができる!!それが妖怪だ!!」
「妖怪に人は恐れないの?」
「退魔が使えぬ者は恐れていたが・・・。」
「なるほどね。私みたいに強いのはいないの?」
「そういうのは生まれてすぐに退治される。妖怪は我々の駒だ。神と呼ばれるやつら以外はな。」
「ん?神って?」
「妖怪の3神だよ。リョウメンスクナノカミ以外は全て討伐したがな。」
(最初の世界で言うなら雑魚キャラかな?・・・ここではカリスマがある妖怪がいなかったんだな。・・・弐集院からの情報を照らし合わせたら東洋魔術協会に協力しない妖怪で鬼以外は全て討ち取られたから弱いのしか残らなかったんだな~。)
「・・・わかったよ。」
と言うと私は青年の首を触手でハネ、妖力で体を消した。
「・・・この青年のような思考なら協力するはずもないからね。」
私はドイツ政府に戻るのだった。