病院に連れて行くと言われ20分歩いたところで森を抜けることができた。
「何?これ」
ヤマメが見たのは町だった。
ヤマメは数百年間地下ですごしてきたため普通の町がどのようになっているのかよくわかっていなかったため少しのパニックになりかけたがなんとか持ち直し、老人の手を握りながら必死についていった。
大学病院についたのはそれから20分後のことで、電車に乗ったが改札口で切符を老人が入れるのを見て驚き、さらに人の多さに酔いながらもなんとか病院に着くことができた。
【椚ヶ丘大学附属病院】
老人に何故栗ヶ丘と呼ばれた場所に居たのか聞いたところ、昔そこで植物を採取する仕事をしていたらしく、その仕事を辞めてからもその場所が好きらしく週に数回散歩がてら行っていたらちょうど私を見つけたらしい。
厄介なことがおきた。
まず、私には国籍と言うものがない。
大昔の妖怪にそんなものがあったら逆に驚いく。
そのため保険料が降りなかったのだ。
その額約13万円にもなる。
何となくだか凄く高いらしいその金額を老人は悩んだ後出してくれたのだ。
老人は次に警察署に行き黒谷ヤマメの親がいないか探してくれと警察に言った。
「残念ながら見つかりませんでした。
日本国籍を持っていないことから在日したさいに捨てられた、あるいは在日後にうまれたが、何らかの理由で置いていかれた可能性が高いです。
まず、後のなら国籍はなんとかなるかと。」
警察から書類を発行してもらい老人は自分を親として書類を提出した。
後に何故ここまで親切にしてくれたかヤマメが聞いたところ
「他界したばあさんに似てたからかな。」
と答えたのが印象的だった。
老人視点 病院にて
「先生お久しぶりです。」
教え子の医師に頼んでヤマメを治療してもらったが、今更先生と呼ばれるのは少し恥ずかしいな。
しかしあの子は一体なんだろうか、昔はこの病院で医師をしてきたがあんな腕の折れかたをしたら、高いところから落ちたしかかんがえられないが他のところに特にダメージが無かったのが考えられないし、木から落ちたのなら何故国籍がないのかも説明がつかん。
あの子は一体なんだろうか。
ヤマメ視点
「さて、よくわからない場所に連れてこられてれて、腕に棒がそえられて、覚り妖怪の管みたいなのをつけられたけど、これからどうしよう。糸を操ることはここに来てから確かめることができたし、病気を操ることはここで実験したら不味いことになりそうだし。」
ヤマメは妖怪で有るため骨折は余り気にしていなかったが、体が小さくなったことによる弊害が他にないかのほうが気になって仕方がなかった。
しかし、あの老人から少しここで待ってなさいと言われていたため、少なくともここから出ることはできるだろうと思い、布団とはまた別の肌触りのベッドと呼ばれるもので意識を手放すのだった。
次回をお楽しみに。