黒谷ヤマメの異世界旅行   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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タカミチ先生

〔火曜日〕

英語の時間にタカミチが現在の1-Aの英語力を確認するために小テストを実施した。

内容は英語で日常会話を書けるだけ書けとのことだった。

 

(・・・中学の最初にやる内容じゃないな~。まぁ、そこそこの文に系のスペルミスを散りばめればいいかな?)

私は約30分である程度の文を作り終わり、周りを見ると、頭が弱いと思われるクラスメートは寝てるか、魂の抜かれたような感じだったが、雨咲、小傘、律、魔理沙、さよ、超、博士、委員長、木乃香、のどかはまだ書き続けていた。

 

(くっきり別れたな~。今度中間テストの点数調整も雨咲達としないとな~。)

そう思うヤマメだった。

授業が終わり、私はふとタカミチを見ると教室内で気の練習をしているのを感じた。

 

(・・・ガトウ、お前の弟子は社会性に問題があるかもしれないな。)

と思うのだった。

 

【帰りのホームルーム】

ヤマメは些細なことで喧嘩がおこるのだと、感じていた。

目の前で委員長と明日菜が殴り合いをしているのだ。

きっかけは2人の好きなタイプの違いだ。

委員長は比較的小さい子に好意を抱く様で、雨咲から委員長に昔弟が流産してしまった経験から軽度のショタコンになっていることも聞いていた。

対して明日菜は昔の記憶を消されていたが、心のどこかにガトウを思っているようで、渋いオジサマが好みだった。

ここまでは良いのだか、2人は小学生の頃から趣味、主張、性格から喧嘩しているようで、今回はただ好みのタイプの違いを馬鹿にしあったことが原因だった。

 

(十人十色と言うし・・・相手に言うのは違うと思うけどな・・・。)

さらに驚いたのが周りは止めるどころか食券(魔帆良では現金と同じように使える)で賭けを始めたのだ。

タカミチもこれを止めることはなかった。

気になるのでタカミチになぜ止めないか聞いて見ると

 

「学生時代は犯罪さえおこさなければいいんだ。自己判断能力の育成に一番良いからね。賭けは学園で推奨してるよ。金銭感覚を養う目的でね。」

 

「・・・わかりました。」

 

(自我が完全に定まった高校から自己判断能力は急激に成長するし・・・中学の時期に自己判断を過剰に求めるといじめがおこることを知らないのか?たぶん殺せんせーが聞いたら激怒するな~。)

私は横で私の話を聞いていたらしい千雨が何か期待するような目で私を見ていたので

 

「・・・大変だね、千雨も・・・。」

と言った。

 

「・・・私以外にも常識が通じる人物がいたんだ!!」

と彼女は私が去った後で喜ぶのだった。




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