〔麻帆良祭3日目〕
最終日の今日は大会の本選がある。
私は早朝から体を暖めてベストコンディションで本選第一試合に挑んだ。
【ステージの上】〔第一試合〕
相手は軍事研究部の副部長だった。
体にはうっすらと気を無意識でまとっていることが私にはわかった。
(さて、こんな体でも気をまとっている者にどれだけ戦えるかな?)
相手は私の仮面の中が気になっているようで
「武術研究会にこんな奴はいなかった・・・新人か。」
「さて、どうかな?」
試合開始の合図とともに私は居合い拳で相手がどれだけ反応できるか確かめてみた。
すると、避けることもなく普通に当たったのだ。
「何をした!?」
相手選手は戸惑っていたが、すぐに切り替えて私との距離を積めてきた。
(自衛隊格闘術・・・彼の技は全て私は知ってるからな~。ちょっと驚かせるか。)
私は彼が知ってるであろう、自衛隊格闘術で相手をした。
「なぜその動きを!?」
相手選手が戸惑っているすきに私は相手の顔を両膝で挟むとそのままステージの床に叩きつけた。
気をまとっていたので大事にはならなかったが、気絶してしまい、私は勝利した。
〔30分後〕
決勝ともなると観客も多くなり、私はその中央で試合をしていた。
相手はたぶん裏で仕事をしている人物だと思われる魔法使いだった。
彼は表向き空手部だが、その魔力で強化した肉体は一般人には絶対に出せないほどだった。
私はこの体で出せる全力の力と技術を相手に叩き込んだが、その全てを相手は力任せに破ってしまったのだ。
(・・・本来なら弱いと思うけど・・・互角か。ここら辺が力を使わなかった時の限界かな。)
その後だらだらと試合が続いたが、相手がはなったパンチを顎に喰らってしまい、私は準優勝ということになった。
(・・・こんな体でも気を使えるように訓練しようかな。)
私は気の変換効率を上げる訓練を始めるのだった。
〔夕方〕
最後の追い込みを始めた。
私以外は外でパレードを観ているが、出し物とお金の管理をしていたタカミチが急用で外に行っていたので私が引き受けたのだった。
グニュン
「・・・照か。」
「神、15年ぶりですかね。私はあなたの言われていた首相となりました。」
「O.K.だよ。あの計画には日本の技術が必要だからね。頼んだよ。」
「神、これを。」
「手帳・・・確かにもらったよ。しかしアーティファクトが進化することもあるんだね。」
「はい。まさか手帳が複数に分裂するとは思いませんでした。」
カリカリ
「黒谷ヤマメっと。これを交換することで書いたことを相手に伝えられるね。」
「はい。ではこれで。」
グニュン