〔麻帆良祭初日〕
私は武術大会にエントリーしようと会場に向かったが、係員に他の出場者とともに別の場所に案内された。
【まほら武道会予選会場】
(・・・麻帆良にある武術大会を全て合併したのか。しかも主催者が超とはね。・・・彼女は欲しいけど、裏がある。ミレニアムが総力を上げて探しても彼女の出身地、麻帆良に来る前の足取りがないなんてありえない。・・・次元を越えてきたとしか・・・ね。)
そう思いながら優勝賞金1000万円のまほら武道会に私は仮面をつけてエントリーするのだった。
【図書館島】
エントリーが終わった私は魔理沙と一緒に毎年恒例の図書館島探索ツアーのガイドをしていた。
本当は自由参加だったのだが大学の先輩から圧力をかけられたら断るわけにもいかず渋々仕事をこなしていた。
シュッシュッ
《魔理沙、準備はできてる?》
《もちろんだぜ!!・・・結構学校生活は楽しかったんだぜ。》
《明後日で終わり・・・最後の2日は楽しんできなよ。》
《わかったんだぜ。》
仕事が終わると別の場所に移動した。
【コーヒーショップ 外のテーブル】〔昼頃〕
私はコーヒーを飲みながら千雨を待っていた。
少しするとマスクで顔を隠した千雨がやって来た。
「遅くなったな。」
「今来たとこだよ。」
「・・・嘘つくなら目の前のコーヒーのカップ5個をなんとかしろ!!」
「・・・。」
「・・・真面目になってどうした?」
「・・・動く。」
その一言で千雨はなにかを感じたようだ。
「・・・で、私は何をすればいい?」
「質問する。私についてくるかいなか・・・。」
「ちょっと待てよ!?いきなり言われても・・・。」
「解答期限は明後日の8:45分・・・それまでに答えを出せ。」
「・・・今、はいと言ったら?」
「説明するが、契約の魔術で他言できなくする。」
「いいえと言ったら?」
「縁がなかったということになる。・・・今、はいと言ったら本当の顔を見せようか。」
(最大限の譲歩はしたよ。・・・エヴァが傑作と言い切った人材だ。・・・どうする?)
千雨は片手で眉間のシワを伸ばしながらこう答えた。
「保留だ。だが、今日の19:00に3-Aの教室で、はいと答える。」
「・・・わかったよ。また後で・・。」
「あぁ、またな。」
(明日の夜まで延ばされると計画に支障がおきていた。本当に傑作だよ。全てを瞬時に判断して自分の納得がいく時間に呼び出したことになる。主導権は千雨だ。・・・久々に面白かったよ。まるでルーニンと会談しているようだ。)
そう思うヤマメだった。