【本選会場 控え室】〔麻帆良祭2日目〕
会場に一番最初に来た私は椅子に座って精神統一をしていた。
数十分が経ち、全員が集まったのを見て私はいったん席を立った。
すると控え室の真ん中で朝倉と超が本選のルール確認をしにやって来た。
朝倉が
「ここでルールの確認をしておきましょう!!15メートル×15メートルの能舞台でおこなわれる15分一本勝負!!ダウン10秒、リングアウト10秒、気絶、ギブアップで負けとなります。時間内に決着がつかなかった場合、観客によるメール投票となります。では選手のみなさんに一言、超さんお願いします。」
「いくらハッチャケてもいいガ観客に被害がでないようにしてほしい。・・・舞台を囲むように湖となってるから大丈夫だと思うがネ!!では期待しているヨ!!」
そう言って朝倉と超は控え室から出ていった。
(さて、エヴァは私のことがバレてるのかな?・・・ゆっくりなんて名前は私だけか・・・。)
もちろんエヴァは気がついていたが、試合前にからかうと実力が出せないと思ったエヴァの配慮でもあった。
〔数十分後〕
第一試合は小太郎という獣人と人間のハーフが勝利し、第二試合はクウネル・サンダースが勝利した。
第三試合はクラスメートの楓が勝利し、第四試合は古菲と龍宮の戦いだった。
結果は古菲が勝利したものの、あばら骨数本と片腕の骨折のため次の試合を棄権した。
第五試合は高音という魔法使いの高校生が勝利し、第六試合・・・ネギ先生とタカミチの戦いだった。
結果はボロボロだが、ネギ先生がタカミチに情をかけられた形で勝利した。
第七試合はこれまたクラスメートの明日菜と刹那の戦いだった。
明日菜が咸卦法をいきなり使いだした時には驚いたが最後の最後に明日菜のアーティファクトが進化して剣となったので刃物による攻撃で失格となった。
(やりますか。)
私は第八試合、ゆっくり対エヴァの戦いに挑んだ。
「お前と戦うのも久しぶりだな。」
《誰かさんが捕まったからね。》
「お前・・・まだそれを続けるのか?」
《いいじゃない。謎の仮面って呼ばれてるんだから。》
「クウネルと同じじゃないか。」
《紅き翼のアルビレオだろ。クウネルって。》
「そうだな。・・・まぁいい、戦おうじゃないか。」
《実際はすでに戦ってるけどね。》
エヴァと私は操糸術で目に見えない戦いを開始の合図前から戦っていた。いつもなら手を使わずにできたのだが、今の体だと操糸術も片手でやらないとままならなかった。
それはエヴァと同じだが・・・。
試合開始の合図とともに私達は前に出て接近戦を挑んだ。
私はシステマを、彼女は合気道で受けてたった。
私が攻めると彼女は攻撃するエネルギーを利用して投げようとするので、私は投げようとする手に思いっきり手を地面に叩きつけた。
「・・・派手さはないけどこっちがいいね。」
「やっとしゃべったか。・・・どうだ次で決めないか?」
「いいよ。・・・では!!」
一瞬の出来事であった。
続きは明日~