エヴァは私の顎を狙って来たが、私はその手の肩を狙った。
腕のリーチが長い私がエヴァの肩を掌底し、エヴァの体勢が崩れた瞬時に思いっきりかかと落としを首に命中させ、エヴァは木製の舞台にめり込んだのだ。
エヴァは脳震盪をおこしたようで10カウントに立ち上がることは間に合わなかった。
\げ、外道・・・/
会場から観たら仮面を被った約160センチのたぶん男性が少女をかかと落としをしたのだ。
『ゆっくりの勝利!!』
\BBBBBBB/
ブーイングの嵐の中私は控え室に移動した。
【控え室】
控え室に入ると正義感の強いネギ先生が私に文句を言いに来た。
「あなたは武士道精神がないのですか!!」
声を変えて
「自身のできる限りの力で相手と戦う・・・それが相手への敬意なんじゃないか?」
そう言うとネギ先生は悔しそうにしていた。
その後2回戦が3試合おこなわれて私の番が来た。
相手は刹那だ。
【舞台】
(さて、悪役は決勝までいかないとね。)
相変わらずのブーイングの嵐だが、これぐらいは慣れといた。
「・・・よろしくお願いします。」
「あぁ、よろしく。」
対戦相手の刹那と軽く挨拶をして試合が始まった。
開始と同時に刹那が瞬動術で背後をとってきたが、瞬動の弱点・・・移動中に方向を変えることができないことを利用して、直線で通ると思われる場所に腕を横に伸ばした。
案の定刹那が飛んできて偶然ラリアットが決まった。
「瞬動を理解している!?」
「武術をそれなりにやっていれば似たようなことをしてくる人がいるからな。それで学んだ。」
軽くおしゃべりをしている間にも私は運用できる少ない気を足に集めて、刹那の次の攻撃に備えた。
彼女はデッキブラシを使って次の攻撃をしてきた。
「神鳴流・・・奥義。」
(奥義!?ちょっとまって・・・観客を殺す気!?)
「極大雷鳴剣!!」
私を中心に強力な一撃が舞台全てを襲った。
『おーっと!!ステージに落雷です!!選手の2人は大丈夫でしょうか!!』
「・・・やったか!?」
朝倉と刹那の声が聞こえる・・・視界が明るい・・・?仮面が今のに耐えれなかったか・・・ん?リボンもか・・・。
『おや?霧が晴れて・・・ヤマメ!?』
朝倉が驚いている。
まさか私だとは思わなかったんだろう。
「ヤマメさん!?なぜあなたが!!」
刹那も焦っている。
フフ・・・アハハハハハハハ!!
縮地で刹那との距離を積め、顔面を掴んだ。
そのまま腕に神力をこめて地面に叩きつけた。
刹那は全力で防御したらしく、気絶だけですむのだった。
(今ので腕の変装が解けちゃったか・・・片腕だけ長さと太さが違うとなんだかな~。)