【ディアモント共和国 特殊通信室】
「今回はここを離れる訳にもいかないのでカメラ越しですみません。」
『こちらとしてもヤマメ殿には月にいてもらったほうがよいと意見は統一しているので大丈夫です。』
「・・・日本政府は今回の件はどう決着をつける気ですか?」
『日本政府としてはまず国内の火星軍をゲートに押し返したいです。』
「・・・私もソ連に続き、軍を送りましたのでなんとか耐えてください。」
『わかりました。・・・本当に申し訳ないのですが。』
「復興支援はするよ。・・・で、枢軸としてはどういう意見となりましたか?」
『火星直接攻撃を実行します。』
「・・・なるほど・・・なら私は技術支援をしようかな。ディアモント共和国は日本のゲートまで敵を押し返ししだい、撤退します。いいですよね。」
『はい。・・・攻撃実行は15年後を目標とします。』
「わかりました。」
私は通信を切ると技術顧問団を編成するのだった。
日本支援部隊の戦車兵視点
【大阪 臨時駐屯地】
俺の名前は久保淳一・・・元日本の長崎市民だ。
だが宇宙に興味があった俺は月のコロニーに移動し、あの無敗のミレニアム軍に入隊した。
(しかしまぁ、初の戦闘が地球の日本とはな・・・このままだと九州にも火星軍が進軍しちまう。・・・お袋、オヤジ・・・待ってるばってん。必ずここで食い止めるからよ。)
俺は相棒となるⅩⅠ号1型戦車ヒルドルブ改に乗り込むと進軍を開始した。
【東海道 静岡県西部】〔翌日〕
俺らが乗るこの戦車には旧式のザクの上半身だけに変形するようになっていた。
ただその分車両が重くなり220トンと地面に埋まる重さだが、地球様にミノフスキークラフトがキャタピラの代わりとして改良されていた。
これによって少しだけ車体が浮いた状態なので湿地、雪の上でもスムーズな移動が実現できていた。
(・・・来やがった。)
俺が見たのは火星軍の鬼神兵だ。
平均105mmの戦車の主砲じゃなかなか倒せない相手だが、こっちは300mmだ。
(くらいやがれ!!)
ダン
反動で後ろに下がったが、鬼神兵の胸に直撃し、貫通した。
鬼神兵はよくわからない声を出しながら消えていった。
「ざまあみやがれ!!」
ボンボン
車体を魔法攻撃が襲う、俺は車体を最高180キロのスピードで魔法攻撃を装甲の厚いところで受け止めると、105mmザクマシンガンで一帯の魔法使いを血祭りにあげた。
「ハハ、ミンチよりひでーや。」
初めて人を殺したのにあんまり実感がわかない。
俺は戦場の空気に染まっちまったらしい。
『こちらド・ゴールである!!全車両前進せよ、敵の魔法攻撃に気をつけならが前進せよ!!』
「あのド・ゴール将軍も俺らと一緒に戦車乗ってるからな。・・・あんなにいっぱい殺した人が平然としてるんだ。俺なんてまだまだだな。」
彼らは雨咲が才能を引き出すために選んだ存在だとはまだ知らない。