〔終業式の日〕
(浅野君ってあの子なんだ~。でも、負けたA組の生徒達がこの世の終わりみたいな顔をしてるけど大丈夫かなこの学校・・・ていつものことか。)
そんな感じで五英傑とE組の皆をボーと眺めていると、五英傑の皆さんが私のところにやって来た。
(うわ、なんか来たよ。)
「君が黒谷君かい?」
「ギシシシこいつが俺たちに総合力でも、勝ったやつか。」
「素行不良で、テストにも来ない生徒がいたから、そいつをE組に落としてやったとC組の先生が言ってたけどそれが君だったとは・・・」
「君はどうしてまだ、E組にいるんだい?その成績なら本校舎に戻って来られるだろ。」
(そうなの!?初めて知ったけど。まぁ戻る気はないけど・・・)
「んー戻る気はないな~。」
「そうかい・・・」
そう言って浅野君が体育館に歩いて行くと他の4人も浅野君の元に戻って行った・・・
【体育館】
いつもはE組を馬鹿にしてウケていたが今回はウケが悪かった。
エンドのE組がトップを争ったためだった。
今回は殺せんせーは隔離校舎で留守番だったが、私達は前を向いて立っていられた・・・
【E組教室】
「1人1冊です。」
修学旅行で助けでもあり、長時間殺せんせーと2人っきりというイベントをひきおこした過剰しおりが配られた。
(細かいな~。自転車の整備のしかたから、遊園地で長時間並ぶときの時間潰しもあるって・・・しかもページ数が5800って・・・)
こうして苦笑いしながら1学期は終業した。
【竹林】〔夜〕
触手の効率化を1学期の間やり込んだため、細胞レベルで私の体と触手が結合した。
それによって体の自己再生速度が上がり、運動能力も向上した。
いよいよ切り札として最高のパフォーマンスの状態まであともう少しとなった。
〔2日後〕
カチカチカチ
ヤマメはパソコンを見つめて何やら作業をしていた。
パソコンの中には律さんの姿もあった。
「ヤマメさん、私のデータを保存するために頑張ってくれるのはありがたいのですが、夏休み始まってから古本屋さんに行って安い本を買って、それをネットオークションで売るのを繰り返していますが大丈夫ですか?」
「律さんの機械を作るのもそうだけど、今のままじゃ私は収入がないから遺産をどんどん減らしてるだけなんだこど、少しでも収入を得ることでなんとかしようとしてるんだ。」
「ヤマメさん・・・それでも、ブログの広告料でも充分なんじゃ・・・」
「あれだけじゃ足りなかったんだ・・・」
2人は沈黙してしまった。場にはクリックの音がむなしく響いていた。
ちなみに、律さんのバックアップの機械が完成したのはこの日から8日後のことだった。