黒谷ヤマメの異世界旅行   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ソーラーシステム

『ソーラーシステム発射20秒前・・・10秒前・・・5、4、3、2、1・・・発射!!』

私はコロニーの外に広がる宇宙に大きな線が描かれているのをただ眺め、そのとても太い光の線はまっすぐに火星に突き刺さった。

 

(これがソーラーシステムの威力・・・これの恐ろしいところはエネルギー源が太陽光だからエネルギーの供給が必要ないんだよな~。あと、連射が可能なところかな?)

約1分ソーラーシステムによる光線は火星の1点を焼き続けた。

 

【ミレニアム軍司令部】〔1時間後〕

 

「報告します。ソーラーシステム発射後に魅上殿と数名の士官が光線の中心地から約100キロ離れた場所から被害を計測したところ・・・仮定通り2重世界に多大な影響を残したようです。・・・テンベテルラは消滅、死者数は5万人を超えるでしょう。」

 

「・・・ソーラーシステムの責任者は誰だっけ?」

 

「シロサメ博士です。」

 

「・・・彼を今回の功績を称え、ソーラ・レイの研究員に加えてくれ。」

 

「わかりました。」

 

「この兵器は最高機密とする。・・・パネルは大規模ソーラー発電4号機と発表してくれ。・・・管理は最近暇をしている弐集院で良いだろう。」

 

「了解しました。」

 

「・・・さて、私らがやることはこれでなくなった。あとは他国に任せよう。・・・今後は、日本支援部隊を回収して我々は裏方に徹するとしよう。各自行動開始!!」

私はそう言うと執務室に戻るのだった。

 

〔転移まで120年〕

戦争はいよいよ末期になってきた。

国際連合でヘラス帝国とその後に巻き込こまれたくない連合以外の小国が地球と国交が成立した。

 

(ネギはどうなったか・・・私は知らないけど、彼らは滅亡する気ではないだろうな。・・・嫌な予感がするから枢軸軍はゲートに侵入させる作戦は見送らせようかな?怒ってんのポーランドだけだし、日本は攻め込む余裕ないし・・・。)

ただ、報復を叫ぶアメリカとインド、一時的に本土を失ったオーストラリアは約自軍の半数をゲート越しに送り込むこととなった。

 

【枢軸議会】〔数週間後〕

枢軸はポーランドの説得で時間がとられるなか、インド、アメリカ、オーストラリアは連携して火星に進行を開始したが・・・

 

「緊急報告です!!」

 

「議会中に持ち込むべきではない。」

議長が官僚を叱るなか、私は

 

「それだけ重要なことでしょう・・・なんですか?」

 

「ゲートが一斉に消えました!!インド、アメリカ、オーストラリア軍の被害は甚大なものとなりました。」

 

\なんだって!!/

 

\ヤマメ代表が止めなかったら我が祖国も危険だった/

 

\ポーランド代表を見ろ、真っ青だぞ/

 

「静粛に!!議長として提案する。我々はいつ襲撃されるかわからない地球よりも宇宙にあるスペースコロニーを量産しようではないか!!」

 

\\\異議なし///

 

「ヤマメ代表・・・。」

 

「スペースコロニーに関する技術は完全公開する。・・・それでいいですかな?」

 

「さすが聖女ですね。」

 

「そこから利益を搾り取る商人ですよ。」

宇宙移民が加速した瞬間だった。




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