私はスターリンの魂を神力で完全に消すと、外に出た。
「赤い皇帝か。」
その呟きに反応したのか、美しかった氷の城は崩れた。
【紅魔館】
さらに進むと紅い屋敷が現れた。
また共産の誰かがいるのかと警戒していたが、特に待ち伏せている様子はなかったので、敷地内に侵入した。
【紅魔館内部】
コツ・・・コツ・・・
ゆっくりと屋敷の奥に進む私は、とあるドアの前に立った。
(・・・人がいる。・・・いや、人なのかな?)
恐らく戦闘になるだろうと思った私は、警戒しながら扉をノックした。
コンコン・・・ギィィィ
扉が自然に開いた先には蝙蝠の様な羽をはやした少女と真っ白な肌をした紫髪の女性、軍服を着た白髪の女性、スーツを着た悪魔の様な女性、チャイナドレスを着た女性が丸い机を囲んで食事をしていた。
「・・・久しぶりだな。」
軍服を着た女性が私に話しかけてくる。
「君が時間に遅れるとは珍しい。」
続いて蝙蝠の羽をはやした少女が私に話しかけてくる。
「自己紹介をしなければわからないのでは?いとこよ。」
「・・・皇帝陛下。」
私はすぐにひざまづいた。
「よせ!!余はすでに皇帝で有らず。ただの死人である!!」
「まぁまぁ、ここは朕に任せてくれないか?」
「ニコライ・・・。」
「席に座れ。君の話が聞きたい。」
私はニコライと呼ばれた女性がニコライ二世だとわかった。
(軍服は誰だ?皇帝達の中にいるからその血縁者?誰だろう?)
「はい。」
私は席に座り、チャイナドレスを着た女性とスーツを着た女性が料理を運んでくる。
(2人は憑依されてないな。気づかれないようにしているが、足が震えているね~。)
「・・・では晩餐としよう。」
マナーに注意しつつ無言で食事をする。
私はなぜ皇帝達が憑依しているのか疑問だった。
なにか未練があれば死神やスターリンの様に行動するはずである。
食事が終わり、私は疑問をぶつけた。
「すみません。貴女の名前を教えてもらえないでしょうか。」
軍服を着た女性に聞く
「・・・ヒンデンブルクである。」
「大統領!?」
「ヤマメ、君も大統領だろ。驚くな。」
「なぜここに皆様がいるのですか?」
私はすぐに立ち直ると再び質問した。
「我々は自国の未来を知りたい。どのような国になったのかを・・・。」
「わかりました。」
私は話始めた。
彼らの死後におこった第二次世界大戦の経過、東ロシアの崩壊、冷戦、地月火戦争、宇宙世紀・・・。
全てを話終わり、私は彼らに教えた。
私は人間ではなかったことを。
「・・・ありがとう。心残りは統べてなくなった。我々は消える。・・・魔理沙にありがとうと伝えてくれ。・・・シンデレラ。悪魔となっても君は君でいなさい。ヤマメについていけば間違いはないはずだ。」
彼女らは黒い液体を吐き出すとそのまま液体は消えていった。