【魔法の森 深部】
ザッザッザッ
私は高濃度の魔力が溜まっている森の中を平然と歩く。
普通の妖怪でも滅多に来ることのないこの場所は魔女が住んでいる・・・と文の新聞で昔読んだことがあったが・・・私がここに行くことはないと思っていた。
「・・・さて、罠はしかけたのかな?」
私は後ろにいたなにかを前を向いたまま射撃した。
「・・・人形?」
触手で手繰り寄せると手に泥のついたハサミをもった人形だった。
「・・・なるほどね~。わかっちゃった誰がここにいるか。」
人形の服に私は見覚えがあったからだ。
「・・・一番たちが悪い人物かな~。まぁあれは私が作ってしまった感じもあるけどね~。」
私は歩くペースを早くするのだった。
【魔法の森 最深部】
気配がする方に進むと家があった。
洋風でなかなか年期が経っているように感じるが、綺麗にするべき場所はしっかり掃除されていた。
ババババ シャキ
家から大量の人形が出てきた。
私に銃口や刀の先を向けている。
ガチャ ギギギキィ
「誰かと思えば・・・ヤマメさんじゃないですか。」
金髪の女性・・・しかし中身は汚物である。
「久し振りね・・・ネギ。」
「昔みたいに最後はネギ先生と呼んでほしかったですよ。」
「呼んだらこの危ない人形を退かしてくれる?」
「まさか・・・正義の化身たる僕がまさか悪人に一時退場させられましたが・・・神の力でこうして復活できた。あなたを浄化するためにね。」
「ふ~ん。浄化ねぇ・・・最後まで正義の反対をわからなかったかこの狂人は・・・。」
「誰が狂人ですか。・・・もとを辿ればヤマメさんがエヴァさんやクラスメートの一部を扇動し悪の手先にしたのがいけないじゃないですか。僕に黙って悪事をするなんていけないです。」
「・・・と君の頭の中で変換されてるのね。・・・頭の中がお花畑の自己中だったか・・・。」
「うるさいです!!先生の言うことを素直に聞かない子はお仕置きですよ!!」
「・・・未来で君の評価を教えるよ。宣戦布告なし・・・いや、独立宣言もすることなくテロを多発させ、中立国を蹂躙する極悪人だよ。」
「・・・殺れ。」
真顔になったネギは私を殺すように人形たちに命令した。
私は人形を触手で叩き落とそうとしたとき・・・人形が泣いていることに気がついた。
よく見てみると3年A組でネギについていった人たちだった。
「・・・憐れ。」
その一言だけ呟くと人形を破壊し尽くした。
1発だけ私の服をかすった弾があったが・・・それだけしか私には当たらなかった。