【帰宅の電車】〔夕方〕
(死ぬかと思った。人間の底力をみたな~。でも私もああれぐらい夏休み中はやらないとこれから殺せんせーを暗殺するときに戦力にならないかもしれないな。)
それからの夏休み・・・いや、中学校卒業までヤマメは自衛隊体操、自衛隊格闘術の訓練、腹筋、背筋、懸垂、腕立て伏せ、マラソン10キロと触手操作、妖力の効率化訓練、糸の長さの強化を毎日おこなうようになるのだった。
「黒谷さん良く頑張ったな。正直2時間くらいで訓練から離脱すると思っていた。ただ、こないだの自衛隊の訓練よりはましだと学校の訓練のやる気の維持が目的だったんだ。すまなかった。」
烏間先生が本当のことを話してくれた。
しかし、それは全て私のためであるため、怒りより感謝の思いしか出なかった。
「いえ、烏間先生謝らないでください。私も普通は出来ないことをやらしてもらったんです。ありがとうございました。」
それからも車内で色々話し合うヤマメと烏間だった。
【学校の補習】〔昼〕
補習とはいうものの、それは南の島でおこなう暗殺旅行でおこなう暗殺の訓練と計画の詰めに皆が集まったものだ。
教官として殺せんせー以外の2人の先生とロヴロ氏がアドバイザーとして来ていた。
ロヴロ氏も今回の計画を聞き、期待しているようだ。
カギになるのはクラスメイト全員でおこなう波状攻撃のさい、とどめを刺す最後の射撃の完成度をどれだけ上げるかを指摘された。
最後の射撃には千葉君と速水さんが選ばれた・・・
(あれ?渚君とロヴロ氏だ。珍しい組み合わせだな~。)
何やら渚君がロヴロ氏に何かを教わっていたが遠くからしか見ることができなかったためよくわからなかった・・・
【家】〔旅行前日〕
(さて、今回は持ち物を皆から聞いてるから大丈夫。暗殺用に銃と弾、ナイフと・・・粉末状の対先生物質でしょ、4日分の着替え、携帯と1万円かな?・・・別のバックに救急箱と作った薬品、 メスフラスコ、ビーカー、試験管数本を持って行くか、あわよくば私だけの力でも殺りたいし・・・)
「おーい律さん。」
「ヤマメさんなんですか?」
バックアップの機械から律さんの映像と声が聞こえた。
「律さんは今回の暗殺に参加できるの?」
「はい。皆さんが着いた後になりますが、暗殺には間に合うように行きますね。」
「わかったよ。ありがとうね。」
(そうか、律さんも行けるのか。よかった~。イトナ君はたぶん来ないと思うけど一応警戒はしておこうかな。)
明日に備えるヤマメだった。