【学校】〔2学期始業式〕
(学校が始まってだるいというべきか、いきなりの自衛隊の訓練参加要請がこなくなって喜ぶべきか・・・ためになるからいいけど、せめて1週間前に連絡してほしかったな~。過ぎたことは仕方ないか。)
夏休みに2回も精鋭と呼ばれる第一空挺団の訓練に参加したヤマメは妖怪であまり身体的に成長しないはずなのに、引き締まった肉体をしていた。
制服を着ているためわからないが腹筋は割れて、握手も(妖力による肉体強化をしないで)65kgという中学生の女子とは思えない体になっていた・・・
(あれ?竹林君がいないような・・・トイレかな?)
そんなことを考えていると始業式が始まった。
長い校長先生の話も終わり解散かと思ったら、竹林君が壇上に現れた。
なんと、A組に移動になるようだ。
「私は4ヶ月あまりE組で過ごしましたが、そこは地獄でした。」
私達は衝撃を受けた。
昨日まで一緒に夏祭りで一緒に楽しんでいた竹林君がいきなりクラスを地獄呼ばわりにしたことに・・・
【E組教室】
(うわ、皆キレてるな。確かに私もイラってきたけれど・・・んーやっぱりこういうことをされると人間とは?って感じになるな~。)
人間とは?と哲学に思考を沈めるヤマメだった。
殺せんせーもなぜいきなり竹林君が移動になったのか気になり、理事長に聞いてきたと言ったが間違ってないでしょと言われて渋々戻ってきた。
しかたなく、皆で竹林君本人に直接聞いてみることになった・・・
【正門前】
竹林君が本校舎の人と別れるのを見計らい、接触した。
そこで奥田さんがなにか事情があったら教えてほしいといい、さらにカルマ君が
「賞金100億円、殺りようによっては上乗せされるらしいのに無欲だね~。」
といったが
「せいぜい10億、僕個人で暗殺は絶対に無理だ。集団で暗殺できても分け前はせいぜい10億円がいいところ、僕の家は代々病院を経営してるんだ。10億は稼げる額なんだよ。」
(竹林、病院、経営・・・竹林総合病院か!!この県でおじいさんの病院のライバルだったところで、葬式の時にも経営責任者として手紙を置いていたな・・・そこの息子だったんだ。)
意外な事実に驚くヤマメだった。
〔次の日〕
殺せんせーが皆で竹林君の様子を見に行こうと提案し、見に行ってみたが、案外上手く馴染めているようで私達は安心するのだった。
〔翌日〕
臨時の全校集会が開かれた。
竹林君が何かを発表すると言うことだったが、クラスの皆が感じた。
(((なにかをむちゃくちゃに壊しそうだ。)))
竹林君は喋り出した。
今度はE組の素晴らしさを語った。
そして理事長室に飾ってあった盾を全校の前で壊し、彼は言った
「前に理事長室にあったものを壊してE組に落とされた人がいたようです。僕もE組行きですね。」
と・・・
そのあとは竹林君をE組全員で迎えた。
6時間目にあった総合の時間で今後に火薬を使った暗殺をすると烏間先生が言ったのに竹林君が率先してやると言った。
今度私も竹林君に火薬のことを習おうかなと考えるヤマメだった。