(・・・そんなことが。)
殺せんせーの過去・・・
それは私達から殺意を奪うのには最適だった。
殺せんせーはこの話を言うことで暗殺教室が成り立たないのを懸念していたことがようやくわかった。
「・・・もし仮に殺されるなら・・・他の誰でもない君達に殺してほしい。」
約30分間にも及ぶ殺せんせーの話は私達の考えを一変した。
(((この先生を・・・殺さなくちゃならないのか)))
と・・・
殺せんせーはそこで解散の指示を出し帰宅した。
【家】〔夜〕
「ねぇ、律さん。」
「なんでしょうか?ヤマメさん。」
「殺せんせーを助けることはできないかな?」
「殺せんせーの話が本当ならば不可能です。」
「・・・冒涜になるかもしれない。」
「ヤマメさん?」
「律さんは殺せんせーを助けたくない?」
「できることならば助けたいです。このようにヤマメさんや、皆さんと話し合うことができるきっかけをくれたのも殺せんせーですから。」
「律さん冬休みに思考を移す機械を作ろう。」
「ヤマメさんそれは・・・。」
「それほど先生が好きになっていた証拠だよね・・・。」
(昔の私なら気にしなかったと思う。でも今は違うといえる。)
冬休みまでの残り僅な時間と冬休みを使った特殊な計画が私と律さんの間で決まった瞬間だった。
【東京】〔冬休み初日〕
辺り一面クリスマスに向けて準備をしていた。
私はそんなイルミネーションに目にいれることなく律さんと機械のパーツを売っている場所に来ていた。
前回作った律さんのバックアップした機械を改良し、殺せんせーの意識を移動するためのもと、意識を移動するためのスキャナーを作るためパーツを集めていた。
横でオタクのような同じ年くらいの少年が私のことを奇妙そうなものを見る目で見ていたが私は無視を決め込んだ。
【家】
帰ると早速律さんの指示の元で改良が始まった。
約28時間寝ないで作業し、ようやく完成した。
あとは問題のスキャナーだ。
これはある人物が現在製作中とのことでそこから律さんがデータを盗み製作することができた。
スキャナーを作っていた人には悪いが、私達には時間がない。
罪悪感にかられながらもスキャナーを作っていった。
〔12/27〕
スキャナーが完成したのはクリスマスを過ぎたこの日の15:00ちょうどだった。
あとは殺せんせーを呼びだいして、スキャンするだけとなった頃電話がかかってきた。
(嫌な予感がする。)
そう思いながら電話に出ると
「いやー、久しぶりだねヤマメ君。」
東條さんだ。
「お久しぶりです東條さん。ということは・・・。」
「察しがいいねヤマメ君。空挺団の冬季訓練の紹介だ。明後日に習志野駐屯地に来るように。」
そういって切られてしまった。
(何泊するんだろう。)
久しぶりの地獄の開催だ。
オタクのような少年
次の章のキーマンです。
(これでわかったら本当に尊敬する。)