【陸上自衛隊幹部学校】〔配属半年後〕
本来1等陸佐になるためには3等陸佐時にこの学校に入学しなければならないが、任務の大きさから特例の措置で階級が2つ上がってしまったため、強制的に私は入学させられた。
しかし、勉強すべきことはテロ対策本部の頃に全て覚えなければ部隊の指示が出せないため覚えきってしまった。
はっきり言ってヤマメは現在暇であり、若干休暇にも似た感じだったが防衛省からの電話で再び私は悩むこととなる。
「ある人物が死亡しているのが発見された。これだけなら君を呼ぶのではないのだけれど、死亡の原因がフルダイブ中にゲーム内で殺されたのが現実に反映されてしまった可能性がある。しかし大規模な対策チームを作ろうにも予算がないんだ。そこで君と律君、あと複数の人を付けるので事件の解決に向かってほしい。警察にも言ってある。」
と防衛大臣から言われてしまった。
これにより学校は卒業扱いになり、急いで防衛省に向かうのだった。
【防衛省】
防衛省に着くと私に3人ほどの人が配属された。
1人目は伊丹だった。
フルダイブに精通しており、現場の目撃者でもある。
2人目は菊岡誠二郎という男だった。
テロ対策本部の頃に病院の手配を全ておこなった人物で、とある秘密計画のトップである。
3人目は安岐ナツキである。
2等陸曹であり、看護学校卒業でフルダイブ中の人の看護を経験している。
この3人と私、律でチームを結成した。
始めに軽い自己紹介をおこない、私は伊丹から現場の状況を聞いた。
伊丹は
「死銃という男がゲーム内のバーでモニターに映っていた男性に発砲したんだ。そしたら男性が苦しみだして倒れてしまった。」
と教えてくれた。
死銃が誰だかわからないことには話が進まず、どうやって死銃を知るかを話していると菊岡が
「ゲーム友達に協力を要請してもよろしいですか?彼はSAOで最後のボスを倒しデスゲームから解放した勇者です。」
手詰まり感が出ていたため始めに私は菊岡がやっているゲームで彼と接触してから判断したいといい、フルダイブの準備に取りかかり
「セットしました。」
と菊岡がいい
「わかったリンクスタート」
私は初めて電子世界に行くのだった。
ゲームの名は私が最後に関わったアルヴヘイム・オンラインだった。
現在このゲームはイトナの会社と複数のベンチャー企業が運営をおこなったためそこそこの利益をあげていると聞いただけであり、どんなゲームかは未知数で少し興奮するヤマメだった。